映画『ベルセルク』2章感想:一番の不満点が解消されてたしとても楽しめた!

本日公開の『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』観てきました。本編の印象についてはわりと前回の延長線上という感じです。

全作感想
映画『ベルセルク』感想:「面白かった!」を前提に不満点列挙 - さめたパスタとぬるいコーラ

丁寧に原作のエピソードを拾っていて、かつ、総集編的な駆け足感もなく、満足の行く内容でした。CGによるメリット・デメリットも前回同様ですね。殺陣や合戦シーンは迫力満点なんですが、CGのモブの顔を少しでも意識してしまうと一気に萎えてしまうという。メインキャラに関しても顔が作画で描かれている箇所とCGで描かれている箇所が混在しているのはやはり見ていて気が散ってしまうなあ。そういうものだと割り切って観れば、映画としては悪く無いです。

合戦シーンでは首がポンポン飛びますし、原作の艶めかしいシーンは艶めかしさそのままに映像化されていますので、そこは評価したいですね。キャスカとシャルロットのおっぱいをちゃんと映像化したことも大いに評k
これくらいやっても「PG12」で済むんだなーとか思いながら観てました。これなら次回の「蝕」についても期待できそうです。
 
前回の1章との比較で特記したいのが、エンドクレジット前後で前回のような不快な思いをしなかったこと。
前回は本編終了後の唐突な「次回予告」と、大人の事情が透けて見える「エンドクレジット」でわりと後味が悪かったんですが、今回は「次回予告」がとても良くできていて、本編からシームレスに予告が始まるのに全く浮いているように感じませんでした。エンドロールも鷺巣詩郎さんの曲(で合ってるよね?)と共にとても良い雰囲気で終わりました。やっぱり最初から最後まで雰囲気が統一されていると締まります。
 
今回の『黄金時代篇II』では主要登場人物の心情が前回に引き続き丁寧に描かれているので、案外原作未読の人が第1章を見ずにぶっつけで観ても問題ない気がしますね。
原作ファンとしては…ネタバレになるのでボカしますが、アイツがチラッと登場したのはやはり嬉しかったです。
「黄金時代篇」以降もアニメ化してもらいたいので、興行的に踏ん張ってもらいたいですね。映画としての根本的な部分では全作同様です良かったので、引き続き第3章にも期待です。