フリクリフリクラフリクリフリクラ〜♪

フリクリ小説版読み終えました〜。裏設定は期待していたほど出てきませんでしたが、終始芯の通った話運びで楽しく読むことができました。アニメだと絵がハチャメチャ過ぎるので忘れてしまいがちですが、ストーリーは真っ当なジュブナイルものなんですよね〜。フリクリファンはアマゾンのマーケットプレイスでもヤフオクでもいいので、とにかく買って損は無いと思います。というわけで以下チラ裏感想。ネタバレ含みます。
人工衛星が落ちてくるシーン、アニメではナオ太が「兄ちゃん!」と叫んでカンチが光る描写が衛星を打ち返す直前に挿入されていて、バットがナオ太によって振られたのかどうかがぼやかされてる印象だったんですが(テレビ版エヴァ綾波の笑顔的なカンジで)、小説版ではナオタ君ノリノリでフルスイングしてて笑いましたw。ハル子の助けも借りずに打ち返しちゃうんだもんな〜。その後増長してしまうのもやむなしと思ってしまう。ただ増長したナオ太についてなかなか良いことが3巻の最初の方に書かれていてですね〜。ちょっと引用します。

 たしかにナオ太が疎瀬市を救ったことは結果的には事実である。
 けれど、そこにはハル子という超常現象女が携わっていたことを忘れてはならない。それを抜きに憧憬の対象である兄を凌駕したとナオ太が思うのは、どこまでも自分勝手な、じぶんだけの思い込みでしかなかった。
 だがいい気になっている時には、なかなか自分がいい気になっていることには気づかないものである。もちろん自信をもつことは悪いことではない。背伸びしなければ背はのびない。けれど、本当の自信は、背伸びしてすぐに手に入るものではない。それには〝潔さ〟が必要だ。いつだって現実的な努力だけが、やるだけはやったという潔さと自信を与えてくれるのだから。
 ただしナオ太がそれに気づくには、今しばらくの時間が必要だった。
 
フリクリ』小説版第三巻 8〜9ページより

ただ闇雲にバット振ってハイお終い、ってわけにはいかんわけですよね〜。振らなきゃ始まらないというのはもちろんあるんだけれど。
というわけで以下さらに自分用のチラ裏メモ書き。
 
ニナモの「伊達よ」
1:普段はコンタクトをつけていた=外面を装っているという点では大人のふりをしていると言える。しかし大人のふりをするのは子どものすることである。
2:伊達メガネをかけてみる=自分が(大人に)成長したのであれば、外面を装わずにメガネをかけ、「子どものふり」をしてみせることができる。
3:その後→自分が「ふり」をするまでもなく子どもであることに気づく。
 
ミユミユ(猫)で宇宙警察と通信
・ハル子はよくミユミユを介してフラタニティと連絡をとっていた。
・カモンもミユミユを介してナオタの母親と交信してた?=ナオタの母親は宇宙人?
・ナオタは宇宙人と地球人のハーフということになる。(ハル子がナオ太の所に来た理由?では何故タスクではダメだったのか)
 
カンチは結局何者なのか
仮説1:カンチ=タスク説→理由1)優しくて頭をなでなでしてくれる。野球が上手い。理由2)4話目に登場するアンドロイド版カモン。アンドロイド技術を用いればタスクのコピーを作ることだって可能。渡米しているタスクはメディカルメカニカによってアンドロイドにすり返られ、本人は実はロボに改造されたのではないか。理由3)ハル子はなぜ秀才タスクのところではなく、小学生のナオ太の元へと来たのか。タスクが既に改造されているからではないのか。理由4)タスクが所属するプロ野球球団のスポンサーはMM。
仮説2:カンチ=MMから逃げてきたただのロボ説→アトムスクがMMの工場から脱出しようとした際に入れ物として利用されただけのただのロボ?ハル子に殴られたせいでMMロボとしては壊れてしまっているだけ?
 
まあ上記の問題は「どっちでもいいじゃ〜ん」とほどほどのところで投げておくのがフリクリっぽっさである気もするな。というわけでオールナイトイベントに向けた予習は完了!ついでにトップ2とかも見直してから行こうかなぁ。いや流石にそれは気合の入れすぎか?w