flclオールナイトに行って来た!

個人的にこの夏一番のウキウキイベントであったフリクリオールナイトに行ってまいりました!というわけでイベントレポートやってみようと思います。最初に簡単な感想&現地の雰囲気レポ、次にトークショーの内容レポートです。
当日の大雑把な流れはこんな感じ↓

8/7 新文芸坐×アニメスタイル セレクション Vol. 10 『フリクリ』+(プラス)
特別料金 当日2500円、前売・友の会2300円
トークショー 鶴巻和哉監督、小黒祐一郎さん(アニメ雑誌編集者) 22:15〜
フリクリ』全6話(2000〜2001/キングレコード)監督:鶴巻和哉 23:15〜
TVシリーズ魔法のスター マジカルエミ』36・37・38話(1986/ぴえろ) 2:50〜
OVA魔法のスター マジカルエミ 蝉時雨』(1986/ぴえろ)監督:安濃高志 4:15〜5:15
http://www.shin-bungeiza.com/index.html

 
いやはや生で鶴巻監督を拝むのは初めてでしたので、前日はドキドキしてなかなか眠れませんでしたよw。ですが日ごろの昼夜逆転生活のおかげ(?)で当日は午後に起床していたこともあり、午後10時から翌日の午前5時というハードスケジュールなイベントにも関わらず、ベストコンディションで臨むことができました。結論から言えば大満足。ファンんにはたまらないマッキーのトークに大画面のフリクリ本編!しかもフリクリキングレコードの協力でBD画質!鶴巻監督も仰ってましたが、劇場のスクリーンサイズでも映像がクリアでした。それにオマケ程度にしか思っていなかった『マジカルエミ』の上映が思いのほか凄かったw(こちらは後日別記事で挙げると思います)
劇場到着〜トークショー開始まで
開場5分前に現地に着くと既に大勢の人が。映画館はビルの3階で、もう中に入っても良い感じだったので早速中へ。3階につくと劇場スタッフの方から指示が。「チケット番号100番までの方はロビーで、100番以降の方は階段で並んでお待ちください」、「なお、大変申しわけございませんが、ロビーのエアコンが壊れており、大変暑くなっております。ですが劇場内は大丈夫ですので、今しばらくお待ちください」。僕は100番ちょいだったので階段でしばらく待機。ぶっちゃけ階段とロビー、死ぬほど暑かったですが(笑)、しかしそこはフリクリ愛で乗り切ったw。で、階段で並んで待っていると、階段の上の方から話し声が!
まだ開場してないみたいですね〜
そんな話をしながら普通に鶴巻監督と小黒さんが通り過ぎていきました!どうやら監督達は既に4階より上で待機していた模様。ちょっと!並んでるみんな!余所見してる場合じゃないってマジで!監督通ってくのに気がついてる人が少なくて笑いましたw。あまりにも普通に眼前を横切って言ったので一瞬思考停止してしまったw。
で、しばらくしてから入場。250人ほど入る劇場だったので100番以降の入場でもまだまだ良席が残ってました。できるだけ近くでマッキーが見たかったので前から三列目に突入。これは本当に正解でした(上映中少し首が痛くなりましたがw)。席はその後あっという間に埋まり、場内アナウンスによれば満席。どうやら立ち見チケットも売れていたようで。僕が見た限り前方の即席パイプイス席には空席がいくつかありましたが、後ろの方で立ち見されてた方もいたようですw。
では以下、鶴巻監督と小黒さんのトークショーの内容をば。トークの最中にメモなどを取っていたわけではないので正確性は保障できかねますが(発言者の口調や言い回しより、僕が個人的に受け取ったニュアンス重視です)、覚えている限り書いておきます。量が量ですし、どうしても記憶が曖昧で話の順序なども前後してしまっていますが、そこはご容赦下さい。基本的に一行空いていれば、前後関係が相当怪しいものと思って下さい。いや、むしろ一行空いていなくても順序は信用しないで下さいw。「だいたい監督達はこんなことを言っていたよ」という伝言程度に思ってもらえれば・・・。まあ、恐らく他にもレポートをアップされるブログなどがあると思いますので、興味のある方は各自補完してもらえればと思います。それを踏まえた上で、なかなか長いですがどーぞ↓
 
トークショーレポ(※鶴=鶴巻和哉監督、小=小黒祐一郎さん)
トークショー part1(ガイナ関連の話題中心) 
:今日はありがとうございます。皆さんイデオンナイトじゃなくてよかったんですか?僕ならイデオン行ってた(会場笑)(※同じ日にイデオンのオールナイトイベントがありましたw)
会場のお客さんイデオンは売り切れでした
:あっちは売り切れだったそうですw。じゃあこちらは二番手ということで(会場笑)
 
:10年前の『フリクリ』。BD化で修正などされるにあたって久々に何度か見返されたと思いますがどうでした?
:実は今回一回しか見直してない。見直してみて、酷いなと(会場笑)。(※しかしすかさずフォロー)いやカッコイいし面白かったですよw。ただ親切な作りではない(笑)。『ヱヴァ新劇場版』では庵野さんや魔砂雪さんに「これじゃ伝わらないからもっと分かりやすく」と言ったりしているが、フリクリ作ったやつが言うと説得力がない(会場笑)
 
フリクリはガイナの過去作品をパロってる面もある。ダイコンとかエヴァとか。
:二話とかエヴァっぽいですよね
フリクリはそれまでのガイナ作品を振り返るような要素がある。そしてそれをやってるのがガイナファンであった自分。自分がスタッフ側に周ってそのようなことをやったという面がある。フリクリは自分の他に榎戸さんや貞本さんやプロデューサーの佐藤さんや平松さんのアイディアが沢山入っている。
 
:作品を作る際に普遍的な、永遠に残るような作品を作ろうという時もあるが、『フリクリ』の場合は普遍性よりは「ポップ」なものを目指した。「ポップ」というのはその時にピンポイントでマッチしているが、5年ほど過ぎれば色あせるもの。「ポップ」といえば庵野さんが『ラブ&ポップ』というのを撮りましたが(※本人に他意はなさそうでしたが、会場で笑い)。
:時間がたって忘れられていく作品も多い。それなのに今作は10年も愛さていてありがたい。
:佐藤Pが前に言ってたが、フリクリは「2000年限定」アニメ。
:当時は「普遍的なもの」はエヴァでやったし、というのもあった。いや、エヴァもピンポイントといえばピンポイントですが。
 
:ファンからの質問「スタッフ間で裏設定の共有はされているのか?」
:脚本段階では色々話し合うので、そこで関わるすたっふとは話しをする。設定的な面で、例えば榎戸さんとは同じ考えを共有してると思う。しかし演出や作画のスタッフは必ずしもそうではない。というのも本人達が知りたがらない場合が多い。要は絵にするのが仕事だから、全てを知っている必要がないと思うからではないか。しかし聞いてくる人には答えてる。
:作品を作るときに必ずしも視聴者に全てを見せる必要はないと考えてる。エヴァのときなどはむしろそこ(※「謎」などの裏設定)が楽しめるように仕掛けもしたし、実際そこ自体が大きく取り沙汰されていた。ただ『エヴァ』の時は、庵野さんなんかがどう思ってるかは分からないが、個人的にはそこばかりに注目が行くのは本意ではなかった。(※この「本意」では無かったというのが“「謎解き」に熱中し過ぎるファン”を指していたのか、または“「『エヴァ』終盤ののゴタゴタ」をバッシングっぽく騒いだファン”を指して言ったのかはちょっとよく分かりませんでした。ですが恐らくマッキーが言いたかったのは、エヴァがもっと“普通のエンタメ”として楽しまれて欲しかった、という事なんじゃないかな)
 
:『エヴァ』では自分の上に庵野さんや魔砂雪さんといった「壊し屋」がいたので(会場笑)、自分はそれを抑える役割だった。しかしフリクリは上に庵野さん達の役割の人間がいなかったので、自分が作品を遠くへ投げる役割を果たすこととなった。抑える役の人は佐藤Pや榎戸さん(※or貞本さん?平松さん?ちょっと記憶が曖昧です・・・)だった。遠くに投げる役割の人がいなければこじんまりとした作品になってしまっていたはず。
 
:ファンからのメッセージ。「作画が豪華ですね!印象的なシーンはありますか?」。以下、この方が好きなシーンが永遠列挙されてますが、すみませんが省略しますw(会場笑)
:作画が豪華で自分でも嬉しいしありがたい。ガイナ作品だからということでアニメーターさんが集まってくれたんだと思う。プロダクションIGが関わってくれたのも大き
い。作画Wikiとか見てるひとなんかは(会場笑)こんなひとも参加してるのか!という状態なのでは。
西尾鉄也さんはこれこう動くから身体はこう動いて、みたいに計算してやっていたのに、今石(博之)さんのあの作画を見て「自分はなんて馬鹿だったんだ!」と思ったそうですw
:大平(晋也)さんが「今石さんは凄いいい人!全然(作監)修正しないから!」と言っていた(会場笑)。(※アニメーターの大平さんは今石さんが作監の2話で右記のシーンを担当w:FLCL-フリクリ-#2 大平晋也パート - YouTube
:ほとんど無修正だったんだって?瞳だけ修正したと聞いたけどw
:キャラを崩すのはまずいだろうと最初は自分も思った。プロデューサーも直せ直せと言っていた(笑)。キャラは色とかで分かるけれども、最終的にテロップをつけたのは無修正だとしゃくだったからw。ニュースで方言のおばあちゃんが喋ると、意味は分かるんだけどテロップが入るじゃないですか。それと同じであの作画は方言(会場笑)。大平さんごめんなさいw
:いや、でも本人喜んでましたよ(※無修正に喜んだのか、テロップ演出に喜んだのかは記憶が曖昧です)
:なら良かったです(笑)。本当は直後のロボが降りてくるシーンを描いてもらう予定で
したが、本人はあそこがやりたいとw。多分縁側のシーンがやりたかったというよりは猫が描きたかったのが一番の理由じゃないかな。
小:猫は予告でも使われてましたね
:面白かったから良かったですね(笑)
 
:前に他の新文芸座オールナイトイベントに来てる人だとここまでまともな進行で驚いてるのでは?
:いつもは違うの?
:いつもはもっとグダグダw
:じゃあアイドルの話でもしますか(会場笑)
 
:ファンからの質問「フリクリズム(昔発売されたムック。もうじき再販されます。)によるとハル子はロボとありますが、ロボなんでしょうか宇宙人なんでしょうか?」
:そんな案もありましたが、それはボツ設定です。ロボはロボでも、ロボによって作り出された最強ロボといった設定でした(※ここはかなり記憶が曖昧。「フラタニティによってつくられたロボ」?、「メディカルメカニカによって作られたロボ」?・・・覚えてる限りでは「ロボに作られたロボ」だった気がするけど・・・他ブログのレポートに期待w)
:ではハル子宇宙人ということでいいんでしょうか?
:はい宇宙人です(会場笑)
 
:ファンからの質問「鶴巻監督は以前インタビューでフリクリを“70点の作品”と評されましたが、何が30点足りなかったのでしょう。または満点を目指した作品ではなかったのでしょうか?」
:作品を作り終えたばかりのときは失敗した点ばかり思い出してしまって、後悔ばかり。他の監督さんとかも、宣伝の場などで「100%、120%のデキ!」と言うことはあるかもしれないが、そんなの嘘です(会場笑)。ですが10年くらい時間がたつと嫌だった記憶が薄れて、忘れていってしまうもので、だんだん評価が上がっていったりします(笑)
 
:ファンからの質問「監督のベスパは現在どうなっているのでしょうか?」(※←僕が送った質問がまさかの採用!テンションMAXになってましたw)
:今日来てる人はバイク詳しく無いかもしれないから分かり難いかもしれないが、当時使っていたベスパは大型の○△という車種。当時既に一般販売は終了していた古い車種で、貞本さんに進められて買ったもの(「貞本さんに進められて〜」の部分はちょっと記憶曖昧・・・)。凄く故障しやすくて、当時から一年のうち半年から8ヶ月は工場に入ってた(笑)。今はずっと工場。ごめんなさいもう乗ってません・・・。でも新しい小型のベスパは現役です。
 
:ファンからの質問「現在好きなアイドルは?」
:前のフリクリイベント(5年前)でも聞かれたw。当時「長澤まさみ」と答えたら、当時既に一番の売れっ子でベタ過ぎる返答だったため、観客からは「え〜」という反応が。
:で、温厚そうな鶴巻監督がそこでキレたww
:僕は彼女がデビューしたての最初期のころからファンだったんです(※マッキー、ここでこまごまと彼女が最初期にやってた仕事を熱弁列挙。しかし残念ながら失念w)。で、(にわかファンと勘違いして)なめんなよと(会場笑)
:最近だと北乃きいも良い(会場:「あ〜」)。彼女も昔から応援していたが、最近売れてきて嬉しい。(※このへんマッキー活き活きしてましたw)
:ですがね、この年になるといい加減AKBとかは・・・。貞本さんがAKB大好きなんですよ(会場笑)。アイフォン・・・アイポッドタッチかな?に沢山PV入れて「ね?これ良いでしょ!こんなに凄いんだよ!」と迫ってくるんだけど・・・(会場笑)
:貞本さんはAKB全員の見分けがつく感じなんでしょうか?W
:そこはちょっと分からないけどw。他には、最近だとアイドルというか女優さんだけど、比嘉愛未とか。沖縄出身で可愛い女優さん。ヘリコプターの『コードブルー』というドラマに出ていましたね。『コードブルー』は他にもガッキーや戸田恵梨香が出てて素晴らしいドラマです。おすすめです。(オススメの理由があまりに不純・・・を通り越して純粋過ぎたため会場笑。マッキーの目がキラキラしてましたw)
:貞本さんはアイドルが好きだけど、平松さんはどちらかというと、街中で見かけたちょっと可愛い娘に見とれてる感じ(会場笑)。居酒屋とかで「今の店員さんかわいかったね!」みたいなw。
 
:ファンからの質問「3次元の女性から感じた魅力は2次元女性を描く際に活かされますか」
:そこは直結してますね(会場笑)。例えば女性がホットパンツをはいていて、足がこう、楕円になっていたら、それを絵でやりたくなりますね(※監督目が輝いてました)
:貞本さんなんかは?
:分からないけど直結してるんじゃないかな(笑)
 
と、トークショーpart1はこんな感じでした。part2はトークショー後に上映された『魔法のスター マジカルエミ』についてのお話しが主でしたが、最後に少しだけ『ヱヴァQ』や、マッキーの『Q』後についてのお話しなどもされていましたw
 
トークショー Part2(『マジカルエミ』の話題中心)
:『マジカルエミ』を見たことが無い方もいるでしょうから、これから最終回を見るにあたってあらすじをご紹介します。「(あらすじを永遠読み上げる小黒さん)」。これ、昔自分で書いた原稿をそのまま読み返してます。(会場笑)
 
:まず、最大の謎である「なぜ『マジカルエミ』なのか?」についてお願いしますw
:単純に僕が好きだから(会場笑)。いやいや、それは置いておいても、オールナイトやるにはフリクリだけでは尺が足りなかったんです。
:で、『王立』や『トップ劇場版』、『デスリバ』なんかが候補に挙がったんだけど。まあ『デスリバ』なんかは今度やるとして(観客「ざわ・・・!」)
 
:『マジカルエミ』はちょうど自分がアニメ業界に入って一年目の1985年のアニメ。「ぴえろ」の魔法少女ものの第三弾で、第一弾は一番有名な『クリィミーマミ』。この『マジカルエミ』はシリーズの中でも異色の作品で、自分も大きな影響を受けている。
:当時ビデオデッキを持っていなくて、最初の一ヶ月はちゃんと見れなかった。でもすぐあとでデッキを購入。恐らく自分の働いていたアニメスタジオ内で唯一『マジカルエミ』を熱心に見ていた!(会場笑)

:恐らくこれが『マジカルエミ』について語る鶴巻監督が見られる最初で最後の場面!(会場笑)
 
:どう異色なのかを説明するために『クリィミーマミ』を例にとります。主人公ののモリサワ・・・
:ゆう!
:そう、主人公の森沢優は魔法で変身することによって「マミ」になるわけです。で、優には好きな幼馴染がいて、えー名前は・・・
:としお!(会場笑w。小黒さんの知識量はんぱないw)
:そう俊夫。優は俊夫が好きなんだけど、俊夫はマミが気になってる。でも年齢的には優と俊夫は同い年で、マミと俊夫ははなれてるので、客観的にみていてくっつくのは優と俊夫。でも優はマミに嫉妬したりする。
:で、『マジカルエミ』で異色だというのは、主人公の香月舞(かづき まい)は変身して「エミ」になるんですが、変身後のエミの姿の時のほうが、気になる相手、高校生の結城将(ゆうき しょう)と年齢が近くなるんです。元のままの「舞」が将とくっつく感じはないし。そもそも将もエミをそこまで好きであるというような描写もない。そのねじれた関係が他と比べて特異だった。
:「魔法」の扱いも特殊だった。優は「天才マジシャン・エミ」に「変身」するためだけに魔法を使っていて、エミに変身後は魔法は使わない。作中エミは魔法を使っているように見えるが、それは「手品」という設定。そこもあのジャンルでは新しかった。
 
:「日常系」アニメという意味では、現在の『ハルヒ』なんかに近いのかもしれない。
:そう。『ハルヒ』や、もしかしたら『けいおん』なんかに近い。女の子の生活描写を異常に「リアル」に描いているという点で。
:それが本当にリアルであるかは置いておいて(笑)
:当然当時はスタッフとして女性の方も携わっていたと思うんですが、男性の作り手が少女の生活を無駄にリアルに描く、ということを最初にやったアニメなのではないかな。たとえば近い年代に作られた庵野さんの『トップ』にしても、主人公ののりこが部屋ではパンツ一丁とタンクトップだけでいる、というような姿の描写があったり。そのような流れもできてた時期。
 
:それに止め絵の演出が多かったりする
:街なんかを止め絵で映したり。そこで登場人物の心情表現とかがされるわけですが
:どう考えてもメイン層であるはずの子ども達には分からないものがあるw。その後『セーラームーン』や『プリキュア』が一部男性ファンを取り込んでいったけど、あのような演出はやはり異色だった。
:アニメが安彦良和金田伊功といったアニメーターや、宮崎さんみたいな監督によって変わるというのは分かっていたが、各話演出によって内容が変わると意識させられた始めての作品かもしれない。
 
:何を言ってもネタバレになるから言い辛いけど、『マジカルエミ』は最終回が『フリクリ』っぽい
:いやでも、うん。確かにそうかもしれない。見てもらえば中にはそれを感じ取ってくれる人もいるかもしれない。『マジカルエミ』はそれだけ自分に大きな影響を与えたアニメ。
 
:最終3話は三部作になっていて、エミとエミのアシスタント・マジシャンをしていた三人組の対比が出てくる。「天才」であるエミと「努力の人たち」である三人組の対比がある。
:脇役でしかないはずの三人組が主人公級の存在感になる(笑)。三人組にアニメスタッフが感情移入していたのでは。
 
:こんなに「ああ、終わっちゃう!」と思ったアニメは無いかもしれない。アニメだから普通はだいたいハッピーエンドだが、これは切ない。見ていて「終わっちゃう!」と感じた作品は数作しかない。
 
:TVアニメでDVD-BOXを持っているのは『マジカルエミ』だけ!ガンダムも○○(タイトル失念)も傑作だけど、BOXまで買ったのは『マジカルエミ』しかない!(会場笑)
:さっき(楽屋で?)言って、自分でも格好良かったのでここでも言わせてもらうが、ぼくには『マジカルエミ』があるので『けいおん』はいらない!(会場笑)
 
:最後にファンから数件来ていた質問を。「オリジナルアニメは作らないの?」(※正確にどのタイミングだったかは忘れましたが、小黒さんが「鶴巻監督の次回作について皆さんも知りたいですよね?あれ反応がない?」→「観客その日一番の拍手」という流れがありました)
:これは自分がなまけものなのが大きく関係していると思うが(笑)。一度監督をやると監督以外やらなくなる人も多いが、自分はそうでもない。『ヱヴァ親劇』を作っていても凄い楽しい。(※ここはオリジナルでなくても『ヱヴァ』が楽しんで作れていると聞けてマッキーファンとしては嬉しかった)
:というわけで皆さん、『エヴァQ』までは諦めて下さい(笑)。『Q』は『破』を作ってしまったので、作らざるを得なくなちゃったからw。今『Q』のほうは全力投球で?
:まだ全力投球ではないですね(笑)。でも安心して下さい、作ってます。(会場「お〜」)
:で、『Q』が終わったら・・・
:作りたい!と思えるようなものが浮かべば、またやるかもしれません。とにかく期待してくれる人がいるというのはありがたいです。
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と、こんな感じのトークショーでした。いや〜面白かったですよ。でもね。今回書いている途中で気がつきました。なにこれ長いw。最後の方は疲れてきて色々抜けていたり、話題の順序が・・・・・な気もしますが・・・。特に『マジカルエミ』関連からは・・・。まあ、鶴巻監督のお話の雰囲気だけでも伝わればいいかなと思います!
うむ、次レポート的な何かをするならもっとマトを絞らねばならないかもなw。
あ、そうそう。トークショー後に上映された『マジカルエミ』ですが、今は体力が尽きたので書きませんが、後日簡単な感想を書くと思います。あれはなかなか強烈でした(良い意味で)
今回のイベントもうとにかく全部面白かった!(笑)ので、次回小黒さんが言ってたような『エヴァ旧劇場版』の上映なんかがあれば是非参加したいですね。
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※追記
・マッキーのおすすめ女優のあたりを修正:ごめんなさい、肝心の女優名を間違えていたっぽいですorz。書いていておかしいなと思っていた部分がありましたので、ググったりして得た情報と脳内情報を照合した結果、×「長澤まさみ」→○「比嘉愛未」と変更。(8月8日)
・マッキーのおすすめ女優のあたりを再修正:コメント欄にてしるきーさんから貴重な情報をいただき、名前がすっぽ抜けていた女優さん方(長澤まさみさん、北乃きいさん、戸田恵梨香さん)の名前を追記しました。一回目の修正では長澤まさみさんの名前を消してしまっていましたが、全くの勘違いではなかったみたいで良かったw。しるきーさん情報ありがとうございました!(8月10日)
 
他にも気がついた点があれば再度修正するかもしれません。また、補足情報やこれ間違ってるぞ、というのがありましたら教えてもらえると助かります。