『第9地区』見てきた

すっっっごい良かった!
前情報皆無で行ったら不意打ち食らって、今物凄い興奮状態で帰ってきたところです。以下、公開して間もないようなのでネタバレは避けつつ映画見て思ったこと書きます。
ハリウッドってやっぱ凄いなぁ。というのが見終わっての正直な感想(笑)基本的にはSF映画なんですが、わざと匂わされている「B級映画」っぽさや、対象者が「宇宙人」であることによって「差別」といったものがうま〜くブラック・ユーモアというオブラートにつつまれていて、それが二時間弱のあいだ永遠口の中にぶち込まれ続ける、そんな映画でした。
この映画、wikipedia見たら制作費がたったの(?)3000万ドルなんですってね。これはハリウッド映画としては割と少ない部類に入る。例えば僕が大好きな『ダークナイト』は1億8千万だし、『トランスフォーマー リベンジ』は2億。『アバター』に至っては映画史上もっとも金をかけた映画って言われてるくらいだから圧倒的なのは当たり前っちゃあたりまえなんだけど2億4千万くらい。まあ日本映画と比べればそりゃ3千万だって決して少ない額では無いんですが、日本で3千万かけてあれと同程度のものが作れるかといったらはなはだ疑問。20世紀少年を見れば分かるようにね。っと、これはまた別の話でした。
要は言いたいのは、どうもこの映画って監督さんやらの中核スタッフがやりたいことに、資金出してる外部からの圧力みたいなのがあんまり介入してないような気がするってことです。わりとやりたいほうだいだったんじゃないかな(笑)多分それは監督のニール・ブロムカンプ(なんとこれが初監督!)や、製作として関わってるピーター・ジャクソンがギリギリの按配ってものを心得てたからなんでしょうけどね。B級スプラッター映画よろしく人間が安っぽいカンジに破裂して死んだりするのがたまらなくおかしかったですよww
あ、そうそう、これから見ようって人はそういうスプラッターな表現を笑って見られるバックボーンを持ってないと、やや戸惑う・・・というかどん引きするシーンもあるかもしれません。そこだけ気をつけてもらえれば(笑)
ほんとはもっと網羅的にガーっと印象に残ったシーンを上げていきたいんですが、今回は時間的に無理。まあまた別の機会に書くかもしれんがww
しかしこれは久々に他の人がどんな意見なのか気になる映画だな。寝る前にちょっくらその辺の映画感想サイトでも覗いてみるか。