最近日韓関係がピリピリしていていやーんな感じですね。韓国側の反日感情の根強さを目の当たりにするしんどさもありますが、韓国全体がナショナリスティックになってるようなのもなんだかいやーんな感じです。
ところで、国内において所謂「韓流ブーム」に対するネガティブな言説は数年前から脈々と存在してるように思いますが、率直に言ってそうしたものを肌感覚では理解できてなかったんですよね。彼らの主張の意味自体はまあ理解できるんだけど、例えばそれをデモにまで発展させようとする心情とかは、ちょっと感覚として分かりませんでした。
それはそもそも僕が韓流と呼ばれるものに触れる機会が世間一般の人に比べて少なかったからかもしれません。僕が「韓流」と聞いて連想するのは「韓国ドラマ」、「K-POP」、「食べ物」あたりです。ところが僕が実際に触れる機会があるものと言ったらせいぜいコンビニの韓国風おにぎりとかなんですよ。間接的に「親戚のおばさんが韓国ドラマにハマってるらしい」と聞くことはあっても、実際に韓国ドラマやK-POPに触れる機会が殆どありませんでした。
韓国ドラマやK-POPはテレビで接触しやすいものだと思いますが、僕にとってテレビはとうの昔にニュースとスポーツ中継とアニメを観るためだけのメディアと化しているので、そちらで韓流に触れる機会がなかなか無いのです。ですから、何気なくつけたテレビで韓国ドラマが放送されていたときなど、「これが噂の！」とテンションが上がってしまうのです。先日、ちょうどそのような機会があったんですが、そこで新鮮な発見がありました。はじめて韓国ドラマに鬱陶しさを感じたんです（笑）。
昼食の間だけでも何か見ようと、テレビをつけました。興味の無いアニメであれば例え放送されていても見る気は起きないし、気になるスポーツの中継も無さそう。となると必然、当り障りのないバラエティか、ニュース番組を期待します。ところが興味を引かれるものはひとつも放送されてなかったのです。仕方ないのでたまたま放送されていた韓国ドラマをながら見しました。後から調べてみましたが、たぶんTBSの「韓流セレクト」という枠で放送されていた『ドリームハイ2』というドラマです。既に放送終了してるようですね。
公式ホームページ→http://mv.avex.jp/dream-high/index.html
ドラマを見ていて、自分が本来見たかったものが見られなかったことにやり場のないイライラを感じました。イケメン野郎や可愛い女の子が仲良さそうに歌を歌い出し、僕の感情を逆撫でします。「なんで吹き替えなのに日本語字幕が出てるんだ！」とか、とうとう八つ当たりに近い言葉が口をついて出るようになってきました。
しかしそこでふと、そうした感情に強烈なデジャヴを覚えました。昔、こうしたやり場のないイライラを感じたことがあったなと。それが何だったのか…少し悩んで思い出しました。楽しみにしていたアニメが野球中継で潰されたときのあの感情だ！
そこからさらに思いを巡らせてみて気がつきました。もしもあの時間帯に毎日テレビを見る習慣がある人がいたとすれば、それは確かに韓国ドラマに怒りの矛先が向いても不思議は無いな、と。
それまであんなつまらない番組しかやってない時間帯のテレビを毎日見る人が存在するとはなかなか想像できませんでしたが、よく考えれば一定数はいるはずなのです。僕が普段感心を持たない昼のメロドラマや刑事ドラマ、ワイドショー。これらが日々の生き甲斐という人も一定数存在するはずです。同じように音楽番組やバラエティを楽しみに見てる人もわりといるず。そうした番組の枠が韓流ドラマで潰れたり、もしくは番組内に好きでもないKARAや少女時代などが頻繁に出てきたら、それは鬱陶しいと思う人がいても不思議はないでしょう。そうした「韓流」関連のものが放送されるとうことは、それだけ自分が見れたかもしれない別の番組の可能性を潰されているとも考えられるわけです。
いまでこそ野球中継でアニメが潰れることは減った（無くなった？）わけですが、健全なアニメファンであれば「野球なんてなくなってしまえば良いのに」と考えたことは一度や二度ではないはずです（笑）。僕が不思議に感じていた「韓流ブーム」への一部からの強い反発には、裏でこうした普遍的な感情も作用していたのかもしれないなと、ふと思ったのでした。
芸人の岡村隆史さんなどが「嫌なら見るな」的なことを言って一部から反感を買ったそうですが、個人がこうした意見を持つのはともかく、放送局がそのような姿勢を取るのは得策ではないでしょうね。というのも、例えテレビという巨大なメディアであっても、現在は「嫌なら見ない」ことが案外普通にできてしまう世の中ですから（実際僕はテレビを殆ど見ませんし）。もしも本当に多くの人が韓流を望んでおらず、テレビが強行的な姿勢で韓流文化を紹介し続けていたのだとしたら、それは自分で自分の首を締めていたと言えなくもないでしょう。
それはそうと、最近あるニュースサイトを見ていて、韓国関連でどうも気になることがありました。確かな速報性と正確な情報で人気を集めている「オレ的ゲーム速報@JIN」と「はちま起稿」についてなのですが。
以下の表を御覧ください。
それぞれのブログ内に設置されている検索欄を使って、国ごとの言及された記事の件数を数えてみました（我ながら暇なやつだなと思います）。「日本」、「アメリカ」、「韓国」、「中国」以外の国はてきとーに選びました。データは全てアナログな方法で調べてますので、多少の数え間違いや計算間違いがあるかもしれません。
さて、韓国の言及数に注目してみてください。はちまも十分多いですが、jinに至っては平均すると一日5回以上も韓国に触れているということになります。ヤックデカルチャーです。
先ほど気になったと書いたのはまさにこの点で、元々韓国ネタの記事が多いなとは思ってましたが、最近特に増えたように感じていたんです。それも特別内容のあるものではなく、単にセンセーショナルな政治ネタであったり、他愛もないネタ記事だったりするんですよね。そうしたものもたまに読む分には良いですが、毎日目に入ってくるようではいい加減飽き飽きしてきます。jinとはちまが8月中にアップした記事の総数はそれぞれ1303と1283で、1日あたり40記事以上をアップしていることになります。そして10記事中1つくらいは韓国に何かしら関連が有る記事ということになるんですね。
8月は韓国大統領が色々やらかしたりしましたし、言及数が瞬間最大風速的に極端に増えた側面もあるのだろうと思い、二ヶ月分遡って調べてみました。
上位三カ国の三ヶ月分の推移をまとめてみました。「日本」だけは途中から検索が上手くいかず（一定量を超える検索結果は途中から表示されないようになっているみたいです）、6月のデータが実際の3分の2程度の数値になっていると思われます。なので本当はどちらも300程度は行っていたのではないかと思います。
調べてみて、やはり韓国についての言及が極端に増えていることが分かりました。しかし8月以前もjinなら一日2〜3回、はちまなら一日1〜2回は韓国に触れていたようです。毎日がエブリデイですね。
jinとはちまのブログは普段からゲームとは関係のない記事が多いです。ゲーム関連の記事とそれ以外の記事、割合としては半々くらいでしょうか。正確な割合を出そうとすると面倒なので（分類する際に“「ゲーム原作のアニメについての記事」は「ゲーム記事」に含めるか否か”を定めなければならない等、手順が面倒）、それはここでは割愛させてもらいますが、てきとーに数えてもらえれば比率としてはだいたいそんなものだと分かってもらえると思います。ゲーム以外の記事というと、アニメ系の内容だったり、くすりと笑えるネタ記事だったりします。以前から両ブログを読んでいる身としては、このことはきっちり把握しているつもりでした。
そのため、普段jinやはちまにアクセスする際は、ゲーム関連の記事に対する期待とそれ以外の記事に対する期待をだいたい均等に抱いていました。ですが、どうやらゲーム記事以外に対する期待については考えなおさなければいけないようですね。なんせ、現状ではゲーム記事以外の記事は4分の1ほどが「韓国ネタ」になっているという計算になりますから。というか、8月以前も8分の1は韓国ネタだったんですね…。もっと前は現在ほど多くなかったように思うんですが…。
一応調べてみたところ、2011年の8月に「韓国」を含む記事はjinが2件、はちまは52件でした。ただしjinは2011年8月の記事が全部で15件しか残っていなかったので、データとしては役に立ちません。それにこの2件はどちらも韓国の格ゲーマーのぷーんこ選手に触れられたもので、韓国の時事ネタ的側面などはありませんでした。過去の記事はガンガン削除したりしてるのかな。しかしはちまに限って言えば、昨年からずっと同じような量で推移しているように思えますね。ちなみに、はちまは2ちゃんから転載禁止を言い渡された日付である6月4日を基準に、それ以前の記事を全て削除してしまったようです（記事のタイトルなどはまだ確認することができます）。
さて、僕がjinとはちまに求めているのはゲーム記事と心和まされるネタ記事ですから、連日慰安婦問題や竹島問題などについて、センセーショナルなだけで内容を伴わない記事を提供され続けるのは精神衛生上よろしくありません。「韓国なんてなくなっちまえば良いんだ！」などと危険なことを口走るようになる前に、なんとかしたいものなのですが…。
「嫌なら見るな」、言うは易しです。でもね、現実問題としてTwitterやってると嫌でも記事がRTされてくるんだよね！
すると次は「嫌ならクリックするな」でしょ？でも、「君が代は韓国が起源！“キム家の世の中” という意味！」なんて、目に入ったら条件反射でクリックしてしまうじゃないですか！そんなロックな歌詞だったのか
僕は耳と目を閉じ口をつぐんだ人間になろうと考えた。だがならざるべきか？
笑い男の気持ちってこんなだったのかもしれませんね（多分違う）。
オチが思いつかないので例のやつ貼って終わりにします。
P.S.
関係ないですが、今日映画館に行ったら幸福の科学の新作映画『神秘の法』のチラシが置いてあったので大喜びで貰ってきました。
調べてみたら、既に新しい予告編がアップされてたんですね。10月6日公開だそうです。
とりあえずなぜか子安キャラが魔法のステッキ振り回してて笑いました。
『仏陀再誕』でも子安キャラがイケてるポーズを決めてましたが、これは幸福の科学映画における「ガイナ立ち」みたいなものなのでしょうか。
↑『神秘の法』と『仏陀再誕』↓
PR映像も面白かったので貼っておきます。
今年公開のアニメ映画の中では『エヴァQ』と『009』の次くらいに期待してます。早く観たいなあ。
