【スト6】モダンケン(パッド)で1800MR達成するのに意識したこと

モダンケンで個人的に目標にしていた1800MR達成できました! うれしいいいい。

パッド操作で、ややマニアックな入力方法を駆使して結果がついてきた形なので達成感もひとしおです。今actのランキングを目視で確認した限り、同じモダンケンだと上に20人もいないようでした。せっかくなので、各MR帯で意識したポイントを書いてみます。

なお、プレイ時間は1460時間以上。やりすぎです。

 

各MR帯到達にあたり意識したポイント

前提として、使用デバイスは3月末から引き続きVader 3 Pro。最近Amazonでも買えるようになったようです。

いつの間にかエヴァコラボモデルとか出てた。ちょっとほしい(高い)

 

右親指に指サック。両中指は指サックだと取れやすいのでインナーグローブ。スティックにはSkull & Co. のスティックカバーを付けています。↓デバイスの詳しい説明は前回の記事をご参照ください。

Vader 3 ProをWingman FGCでPS5につないでプレイしています

 

ケンの基本的なコンボ選択はりゅうきちさんの動画を参考にモダン用にアレンジしてます。先日のバランス調整で奮迅昇竜後の状況が良くなり、画面中央でも攻め継続がしやすくなったのが今バージョンの特徴かなと思います。

 

コンボ精度を上げたり、基本的なセットプレイを覚えたり、苦手キャラの対策をしたり、対空をなるべくコマンド昇竜にしてダメージを少しでも稼いだり……という細かな努力はずっとしていたのですが。各MR帯を達成するタイミングでそれぞれちょっと大きめの発見があり、突然勝ちやすくなる瞬間があったので、そのあたりを紹介します。

~1500MR
・ケンの強みである中足ラッシュや生ラッシュからの強引な択がけ

この辺までは細かなコンボ選択は二の次でOK。キャラパワーを十分に出せれば勝てるので、とにかくラッシュで触りにいって、ガードされてたら投げかシミーを意識

 

~1600MR
・リーサル判断の改善

特に小技からのキャンセルドライブラッシュ→SAでのリーサルが狙えるようになって1600MRが安定するようになった


~1700MR
インパクトの振り方の改善(?)

どこに伸びしろがあるか分からなくなっていたので、とりあえず壁際でのコンボ中に意表をつくインパクトをセットプレイ的にいろいろと練習。とはいえ荒らし気味なプレイなのでほどほどに

 

~1800MR
微歩き→ガードの精度向上

・ステップを交えた立ち回り

・カウンターヒット確認による火力増加

微歩きについてはまさに基礎の再発見。パッドのスティック操作に矯正してから半年にして突然操作技術が向上し、歩いていてダメージを受ける場面が減ったことで安定感が劇的に増した

 

微歩き→ガードの重要性

自分はもともとジリジリした地上戦に強いストレスを感じるタイプで、スト4のころから我慢ができずに昇竜をぶんぶんぶっ放すスタイルでした。スト6でも気を抜くとすぐインパクトやOD昇竜をパナしていましたが、1700前後になりついに「パナしを封印した方が勝てる」ことに気づきました。この境地にたどり着くまで長かった……。

この“気付き”のため地味に必須だったのが、スムーズな左右移動(歩き)と、前歩きから瞬時に屈ガードを入力する操作技術

もともと十字キーでの歩き→ガードの入力速度はそれなりに早かったのですが、スティック操作に移行してからは微妙に入力が遅くなり、それが影響して無意識レベルで大味気味な立ち回りになっていたようです。

しかしスティック操作を始めて半年ほど経ったところで、なぜか操作技術が飛躍的に向上。現在は前歩きから1~2fでガード入力できるようになりました。また、前は左右に動かすとたまに飛びが暴発していたのですが、現在は素早い前後移動をしていても暴発がなくなりました。

嘘。その日の最初はたまに暴発するので、バトルハブで10試合ぐらいやってからランクマを始めるようにしてます。ランクマ前のならし運転は地味に重要

 

これまでは「相手の攻めが怖い」という心理の裏返しとして、前飛びや昇竜・インパクトのぶっぱで触りに行きがちでした。ところが「微歩き→ガード」が間に合うという安心感から、どっしりと相手の動きを見る余裕が生まれました。落ち着いて画面が見れるようになったからか、以前はできていなかったカウンターヒット確認による火力の底上げもできました。

ケンはバランス調整により、中TC遅らせ自動ヒット確認というこれまでの強い行動が削除されてしまい、端での火力がやや弱体化されてしまったのですが、そのあたりがカウンターヒット確認でだいぶ補えるようになりました。

加えて、これまでずっと練習していた背面ボタンを駆使したステップがようやく無意識に出せるように。「相手の不意をつくステップ→中足ラッシュ」がランクマでかなり刺さりました。

 

よくプロなんかが「デバイスはなんでも良い」と言っていたりしますが、それは本当にその通りで。実際個々のコマンド入力速度に違いはあったりするのですが、結局はそのデバイスがプレイヤーの手になじんでいて、咄嗟に最適な行動が選べるようになっていることの方が重要なんですよね。

 

とはいえ、オタクとはどうしても理論値入力を追い求めてしまうもの……。以下、これまで身につけてきた特殊な入力の紹介や、今後取り入れていきた行動について触れていきます。

  

1fでも楽ができる入力を探す

キャラ対策など、今後やるべきことはまだいろいろあるのですが、ひとまず操作技術の底上げ方向でいうと、ステップにまだ改善の余地があると感じています。あまり言及されるのを見かけませんが、ステップは瞬時に出せると地味にまじで強いです。

前ステはニュートラルからなら3フレーム、歩きや屈ガードからなら4フレームで出せる※のですが、自分はスティックでの通常入力だと早くても8~10fぐらいがせいぜいでした。

※ステップのコマンドは「6>N>6」で、間にニュートラル入力が必要。さらに、後ろ歩き、長めの前歩き、屈ガードからの場合は「>N>6>N>6+パリィ」で4フレームでの入力が最速になる。最初のNが地味に盲点で、ここが抜けるとステップやラッシュが出ないので要注意

 

現在はスティックと背面の方向ボタンとの組み合わせで、6f前後でのステップが安定しています。自分が主に使っているのは、スティックと逆の方向ボタンを弾く方法。前ステであれば、スティックで「6」入力して、背面の「4」ボタンを弾く、という入力です。

スティック勢には常識だったりするのかもですが、自分はレバーレスでやっている方を参考に思いつきました。こうした省力化しつつ理論値入力できるのはパッドとレバーレスの大きな強みなので、やってない人はぜひ取り入れるのをおすすめします。

↓こちらの解説でいう5番目の「ショートカットステップ」(4分6秒~)ですね。

 

ただし、この方法だと長めの前入力中にはステップが出せないので、現在は「N>6(背面ボタン入力)>N>6(スティック入力)」の練習をしています。

いずれにせよ、この調子でステップをもうちょっとだけ自由にだせるようになると、ジェイミーやリリーなどの溜め行動を咎めるラッシュを出すのにだいぶ楽ができそうなので、ぜひ習得したいところです。

 

あと、以前記事で紹介した3fでの昇竜拳入力は本当にオススメ。もし同じパッドで十字キー勢なら、スティックに乗り換えるのを検討しても良いぐらいの価値があると思います。

やりかたは、「下(2)ボタン」を天面に1個配置して、スティックで6入力をしながら攻撃ボタンとスライド押しするだけ。歩きからだと2fで出るので、ほぼモダンのような感覚でコマンド昇竜が出せるので強いです。

↓前に書いた記事。

 

合わせて、こちらはまだそれほど実戦投入できていませんが、「下」ボタンを使った真空コマンドも良さそうなので、現在練習中です。「2(ボタン入力)>63236(スティック入力)+P」。昇竜コマンドの感覚でSAが出せるのでこれも強いです。地味なメリットとして、最初の「236」時に前飛びが誤入力されるリスクがなくなるので、生真空コマンドの安定性がめちゃくちゃ増します。

 

 

個人的にパッド(スティック)最大の利点はインパクトの返しやすさと、レバーレスと同等の自由度の高い入力方法だと思っています。特にモダンだとバーンアウトをしてもSAゲージさえあればインパクトに怯える必要がなく、スト6のゲーム性にも合致していると感じます。

ネット上ではモダクラ論争がよく話題になったりしますが、個人的にはワンボタン必殺技・SAをクラシックにも搭載すべきだと思っているモダン過激派です。

そもそもレバーレスこそ3f昇竜を筆頭に通常のパッド操作などでは困難な速度での入力が容易で、ハードウェアチートに近いデバイスだと思っています。ルールに抵触しているわけではないのでそれが悪いとは言いませんが、デバイス間格差をなくすためにも均一な速度で技が出せるワンボタン必殺技・SAを平等に全入力モードに搭載してほしいです。

本音を言えば同じパッドでも十字キーでの操作の方が好みですが、レバーレスに対抗するためやむを得ずスティック操作に矯正して、背面ボタンを組み合わせたスタイルで頑張っているわけなので……。

ただし、必殺技やSAが1fで成立するのはやりすぎなので、コマンド技の理論値と同様の発生猶予を足しても良いのでは? とは思っています。中昇竜拳だったら「入力3f+発生5f=8f」というイメージ。

 

話がそれました。なにはともあれ1800MR達成。最近ランクマのストレスで胃が荒れ気味だったので、今actはこれにて小休止として、あとはのんびりバトルハブや追加キャラのベガで遊びつつ、来act以降もちまちまと遊んでいければと思っています。