グラビティデイズ買いました。
ブログではそもそもVita購入について触れてなかったかもしれませんが、実は発売日に買ってました、はい。
グラビティデイズ、正式名称『GRAVITY DAZE/重力的眩暈：上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動』（長すぎｗ）、通称ダゼ（「GRAVITY “DAZE”」より）。タイトルの元ネタはキューブリックの『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』。
いや、これ実に面白いです。箱庭ゲーに必須な「箱庭を走りまわってるだけで楽しい」というハードルを十二分にクリアしているので、もうそれだけで買い。７時間プレイしましたが、内３時間は街をぶらぶらしてた時間な気がしますｗ 
箱庭を飛びまわれる爽快感は本当に大したもので、『アサシンクリード』を初めてやった時のようなエポックさを感じました。Vitaにはスクショを撮れる機能があるので、ついつい綺麗な景色やヘンテコな場所を見つけてはパシャパシャ撮影しちゃいますね。そんなわけで今回の記事には無理やりスクショを貼りまくってますｗ
Vitaはスクショを撮ると数秒間操作を受け付けなくなるという本体側の糞仕様があるので、撮ろうとすると変な所でゲーム性が発生して、逆に燃えたりします。そこはストレスに感じる人もいるでしょうが、自己流の楽しみ方を模索するのも箱庭ゲーの醍醐味だと思っているので、私的には許容範囲。
キャラの動きは『アサクリ』よりも『ワンダと巨像』系統な、アニメっぽいダイナミックさに溢れてます。見てるだけで格好良い感じ。ダッシュする際のモーションや、「ジャンプ→着地」のモーションなど、いちいちキマっていて素晴らしい。それに加えて世界観が抜群に良い。モンワリした雰囲気が漂いつつ、トゥーン調という。『イリュージョニスト』にSFスパイスをちょちょい、みたいな。
キャラも良いですし、ストーリーも殺伐としすぎず、絶妙にほんわかしてます。テキストがユーモラスなノリなのがミソ。あとはまあ、主人公のキトゥンちゃんが可愛いです。
久々にハマれてるゲームなのでひたすら褒めちぎってたいんですが、正直に言えば不満点が無いわけでもありません。ミニゲームのロードがやや長い…なんて事はどうでも良くて、「戦闘パートがそんなに面白くない」ってことは、続編での改善に期待してしまう所。……まだクリアしてないのに既に続編に期待してるというｗ ちなみに箱庭を普通に飛び回る分には（特殊空間に行く場合を除けば）ロードナシ。シームレス万歳。
戦闘も「最低！」ってほどじゃないんです。そこそこ良い。しかし膿汁が出る面白さには程遠い。せっかく重力を操って戦うというギミックがあるのに、もう一捻り足りて無い感じ。『ベヨネッタ』や『ニンジャガイデン』的なメリハリが無いというか…。
戦闘の動作は元々さらにモッサリしたものになる予定だったようですが、PVを見た人たちの「モッサリしすぎじゃね？」の声を聞いて急遽現在のそこそこスピーディなものに変更されたみたいです。その辺からも、とにかくハード発売後の早い時期に投入しなければならなかったという、開発が時間との戦いだった様子が伺えるんですが…。
そうした意味では細部にはある程度の時点で妥協しておいて、全力で「全体としての感触」を重視したのは大正解だったと思います。結果として「ちょっと不満」くらいにしか思わないですもん。ストーリーやミッション内容等、どこをとってもそれなりに作りこまれているし、初代『アサシンクリード』のようなベータ版バリバリな印象は殆ど無いです。
というわけで『グラビティデイズ』。超オススメです。
余談ですが、自分がこれまで買ったVita用ソフトは『地獄の軍団』、『パワースマッシュ』、『かまいたちの夜』、『ワイプアウト』、『グラビティデイズ』の5本。オススメなのはぶっちぎりで『ワイプアウト』と『グラビティデイズ』の二本。
その他のはどハズレってわけじゃないんですが、突き抜けた面白さは無かったので。ミニゲーム的に遊ぶ分には『地獄の軍団』と『パワスマ』は重宝してます。32ギガのメモリーカードを買ったのは、ダウンロード版で買いまくってる自分としては大正解でした。ディスク入れ替えの煩わしさナシでじゃんじゃんソフトをつまみ食いできるのは新鮮で楽しいです。
あとはVitaは初代PSのソフトに対応してさえくれれば文句なしなんですが、SCEはなかなか対応時期の発表してくれませんねー。
追記：グラビティデイズは音楽も良いって事書き忘れてました。街ごとにイメージBGMがあるんですが、新たな街に行くたびに今度はどんな曲が流れるのだろうという楽しみがあります。……って、作曲田中公平じゃん！今度から飛び蹴りするたび「イナズマキック！」と叫ばねば！w
グラビティデイズ｜田中公平のブログ My Quest for Beauty
グラビティデイズ買った！
