グラビティデイズクリアした!面白かった!(微妙にネタバレあり)

いやー面白かった!グラビティデイズのストーリーモードをクリアしました。プレイ時間は12時間ほど。クリア後の楽しみをとっておくために途中のチャレンジミッションは全スルーしましたが、街中を目的もなくぶらぶらしていた時間を差し引けば、ストーリーモードは実質10時間弱くらいだったと思います。そんなわけで、例によってごてごてスクショ貼りながら感想。
個人的にメインストーリーが10時間前後というのはアクションゲームの理想型。ついつい二周、三周と遊んでしまう長さです。『ICO』、『ワンダと巨像』、『ゴッドオブウォー』、『ベヨネッタ』などがそうですね。『ニンジャガイデン2』くらいになるともう長すぎる。その点『GTA』なんかの箱庭ゲーだとストーリーがだらだら長く、周回プレイには向かない印象でしたが、本作は一般的なアクションゲームの良さと、箱庭ゲー的な面白さを上手く併せ持ってる印象です。箱庭を適当に飛び回るも良し、ストーリーモードをサクサク遊び直すも良し。
前回はストーリーが半ばまでしか進んでない状態で記事を書きましたが、あの時点では3つの街にしか行けてませんでした。しかし最終的に行けるようになる街は4つ(細かく言えば、他にもやたら広大な異空間に行けたりするんですが)。この最後に出てくる4つ目の都市がもうたまらなく良かった!とにかく広いんですよ、縦にも横にも!普通は最初に一番豪華なステージを持ってきて、終盤に行くにつれて段々しょぼくなっていくものですが、本作はそうした息切れ感が全然無かったのが素晴らしかった。新しい街に行くたびに新しいワクワクが待っているという。
また、本作は重力を操って上下左右自由に移動できるのが特徴ですが、おかげで街が非常に立体的に設計されているんですね。他の箱庭ゲーだと立体感があるといっても、どうしても「横への広がり」のほうに目が行くんですが、その点本作は異質でした。システムに合わせて考えぬかれた街並みで、遊んでいて本当に楽しかった。
ストーリーも10時間というゲームとしては決して長い方ではない尺の中で、実に色々入ってました。メインのストーリーも結構良いんですが、メインストーリーにそれほど関わりはないながらも、世界観に広がりを持たせてくれるようなサイドストーリーが良かった。怪盗から宝物を守るミッションとか。そして本作の時間軸の「過去」と「未来」についてプレイヤーに色々妄想させるような仕掛けが色々されていて…。
ストーリー中に主人公のモノローグが入るんですが、プレイしてきた内容が主人公の回想であるかのような語り口なんですよね。本作のストーリーは区切りよく終わるので「投げっぱなし」な印象は受けないんですが、「To be continued...」な感じであるのは確か。ダウンロードコンテンツとしていくつかのミッションが配信されることは既に発表されていますが、今作の続きがちょっとしたダウンロードコンテンツじゃ収まらないのは火を見るより明らかなので、それはつまり・・・とっとと続編出してください!ってことですねw ダウンロードコンテンツも買うけどさ!
 
次回作は当然Vita用のソフトとして発売されて、未来の話がメインとなるのでしょうが、それが成功したら是非、過去の話をPS3で出して欲しいなぁとも思ったり…。確かにプレイしていて体が勝手に傾いてしまうような没入感は削がれてしまうかもしれないけれど、どうしても据え置きの映像でもやってみたいと思ってしまうw 携帯機から始まったシリーズの正統続編が据え置きで出るのは難しいかもしれませんが、「エピソード・ゼロ」のような、番外編的なものならできるんじゃね?という。おそらく正統続編の次回作では、主人公の過去が徐々に明らかになりつつお話が進むんでしょうが、そこである程度過去の謎が明らかになったら、「エピソード・ゼロ」を作っても大丈夫な気がするので。ほら、『スターウォーズ』のような感じで。
ついでに言うと、ハードが発売して間もない時期にこれだけ完成度の高い作品が出てくるというのは以外だったんですが、どうやら本作は元々PS3用に開発されていたものだったらしいんですよね。それを知って改めて、据え置き機でも遊びたいと思ってしまいました。
そんなわけで、今から次回作と据え置き版の両方に勝手に期待してます!……でも、とりあえずはやり残した今作のチャレンジミッションやってこようかなw