ファフナー10話までのメモ

 最近東京MXで集中的に再放送している「蒼穹のファフナー」観てます。最近ああいった悲壮感漂う感じのロボアニメって見なかったのでなんだか楽しいです。ただそうした悲壮感も含め、エヴァっぽいところが多すぎるなと感じるのも事実(笑)
思い返しただけでも

・主人公の母親が他界している事
・夏っぽい環境が舞台(セミの鳴き声)
・要塞都市
・明らかにエヴァを意識したシチュエーションや台詞(「巨大ロボット!?」、「左腕切断!」、「死ぬのは嫌」、「目標は完全に消滅」、NERVっぽい司令室、「赤木リツコ君、本当に・・・」みたいな声無し口パク、仕組まれた子ども達 etc...)

特に第1話のデジャヴっぷりは凄まじいものがありました。これだけ恣意的にエヴァから引用してきているという事はそれなりの覚悟があっての事だと思うのでまあ良いんですが。ただTV版エウレカのような失敗例もありますし、毎回不安がよぎりますw
 というわけで以下に視聴中に書き散らしたメモを貼り付けておきます。ネタバレ注意。全部観終えてからのまとまった感想も良いけど、個人的には途中経過が垣間見えるような雑然とした感想もたまには良いよね。まあ独り言に限りなく近い何かなのでそこんとこご承知くだしあ。ちなみに感想は後半に行くにしたがって分量が減っていきますが、これはたまたまメモを取った日のコンディションによるもの。前半の分量が多いところでグチグチネガティブな事書いてて、後半の個人的に面白くなってくる部分で分量が少ないのは正直感想記事としてバランスが取れてないんですが、まあその辺もお許し下さいという事で。ファフナーに関しては1クール、もしくは全話終った時点でまとまった感想を1〜2件書くと思いますので。
 
3話:初出動
 ・なぜか黄色いベスパが走ってたけど案外フリクリ、トップ2あたりも視野にいれてるのかな?
 ・赤紙パイロットが選ばれるのか。この不条理感はエヴァより「ほしのこえ」とか思い出すな。
 ・「なんで今まで島の秘密を隠してたのか?」との問いに「子供は勉強だけしてればいいのよ!」と突然ブチ切れな狩谷先生。あれ?もしかしてこの人キチガイ担当の方ですか?w 確か1話で爆死したソウシの父親とアヤシイ関係だったしコイツは今後も何かありそうだw
 ・謎の少女の幻。綾波かよw・・・と思ってたらパーフェクトブルーっぽい追いかけっこもあるという。
 ・「ソロモンの予言よ」←さて、裏死海文書要素入りました。
 ・「新国連機には囮になってもらおう」という台詞が。外世界とは不仲なわけか。
 ・しかし三話の時点で主役級と思われる二人が殆どキャラ立ちしてないのは結構マズイ気がするけど・・・。それなのに台詞だけ盛り上げようと「僕たち二人なら飛べるさ。そう思うだろ?」みたいな台詞を出されても・・・。キャラを立たせるためじゃなく、二人が実は信頼関係が強いんですよって描写だったとしても、肝心の積み上げ部分が全く無いので反応しようがない。
 ・「システムオールグリーン」←またもやエヴァ要素入りました。
 ・「いつからだろう、人が空の飛び方を忘れてしまったのは。いや、忘れたのではなく、怖くなったんだ。この星の空は、人のものではなくなったから。そんな空に、僕たちは翼を広げた」←毎回こういったポエムが入るのだろうかw
 ・うーん、1話の時からピョンピョンロボで飛んでたし、そもそも主人公ロボが出陣する直前に新国連軍んとやらの飛行機が空を飛び回ってたので飛ぶ事の凄さが伝わってこないw そのせいでせっかくの発進シークエンスのワンダバもバンク以上の魅力を感じないなぁ。
 
4話:敵が攻めてきたので島動かす
 ・主題歌のシャングリラの歌詞の意味がなんだか飲み込めてきた。こういう仕掛けは好き。
 ・突然の島の移動に対する島民の「司令部の奴らはいつも勝手だぜ」といった怒りが前回と今回とでは印象が真逆に感じた。前回は突然島動かすとか住民に対して説明不足過ぎるだろうと思ったけど、敵に攻め入られててんやわにゃな司令部を目の当たりにした後だとそれもやむなしと思えてしまう。立場によってものの見方が変わってくるという好例。
 ・「先生いつも質問内容には答えてくれるじゃないですか」という訴えに対して「ここは学校じゃない!」と叫びながら突然のマジ切れするというカリヤ先生は相変わらずのキチガイ担当。平穏だった学校や日常は終わってしまったのだというのは分かったけど、しかしこの先生は既に非日常パートのキチガイ言動が目につきまくってるので、パッと見ではああこいつあいかわらず面倒な性格してるな〜としか思わないw
 ・3、4話目にしてアクション作画割と残念な感じに・・・。これからも作画面はあまり期待せず、お話に集中して見てった方が素直に楽しめるのかも。特にここの話数は作画だけじゃなく、塗りもなんだか懐かしい感じに良くない(笑)
 ・「島が初めて動く」という割と壮絶に見せ場にできそうななはずのシーンでも、映し出されるシーンは食器棚がガタガタなる程度だったりするのはなんだかのどかな感じだなw
 ・主人公のキャラが殆ど立ってないので突然マジ切れしたりするとビックリする。沸点が分からないw
  
5話:ショウコさん死亡フラグ立てまくりな回
 ・そういえばOP前に入る前回の総集編が海外ドラマっぽい。こういった前回までのあらすじって最近あまり見ない気がするけど気のせいかな?
 ・CGを駆使した画面の揺れとか歪みの演出が割と多い。小物とかちょっとした演出をCGでどうにかできないかっていう創意工夫を感じるシーンがチラホラ。
 ・主人公がハーレム過ぎてダメな感じ漂うコウヨウ君にシンパシーw
 ・人間関係(主に恋愛方面で)ドロドロしていきそうな予感がプンプンしてて今回は楽しかった。


6話:ショウコさんさようならな回
 ・本部進行を進める敵とかまたエヴァ要素w
 ・ショウコの出動は殆ど特攻状態だけど、そうせざるを得ないまでに主人公が島より新国連軍の船を優先的に守ろうとしてるのが理解できない。目の前にある救える命を守りたいのは分かるけど、「このままだと島は全滅だ!」とかソウシももうちょっと指示の出し方があるんじゃないの?w
 ・特攻も「島のためじゃなくカズキクンのために」というのは良いんだけど、どうも一方的に片思いしてる姿しか見えてきてなくて、二人にどういったエピソードがあったのかというのも無いのでどうもこの重苦しいムードに乗りきれない。まあ、乗り切れないけど盛り上がってきてる感はあるので楽しくはなってきてるけど。
 
7、8話:ショウコの死後、これまた歪んでくる人間関係
 ・あらためて「前回までのあらすじ」で特攻するショウコを見ると完全にスーパーロボットパイロットキャラと化してるな。病弱設定だったのに頑張りすぎw
 ・5話でコウヨウ君にシンパシーとか言ったけど、この子も随分切羽詰ってきてアレな感じになってきたな。Zガンダムのカツ的な物分りのなさ。
 ・ってあー、コウヨウはなんだか凄い死亡フラグ立ちまくってるな。もしかして「ぼくらの」方式でパイロットがバンバン死んでいくのか?
 
9話:ソウシ退場
 ・今まで「あなたはそこにいますか?」というフレーズがどうもつかみどころが無かったけど、今回コウヨウが敵に同化されて「何も感じなくなる。悲しい事があったはずなのに。誰だか思い出せない。同化されるってこういうことなのか。」みたいな事を言っていて少し見えてきた。
 ・カリヤ先生は新国連側の人間だったのか。
 ・一人でバスケやってるとかこの主人公どこのフォースチルドレンだw
 ・植物人間状態になった同級生をなんの説明も無しに突然面会させるとか鬼畜過ぎる(笑) この島の大人達がNERVの人達ばりにどうしようもない人たちの集まりだっていうのが分かってくるな。
 ・「ファフナーと俺たち、どっちが大切なんだ」との問いに波の音にかき消された口パク返答。本当にエヴァ大好きだな。誰の主導でこういう事になったんだろう。再放送は毎回「ご覧のスポンサーの提供で〜」って所で「キングレコード」て出てて、しかもOPクレジットでもバッチリ「企画 大月俊倫」って出てるので苦笑いしてしまうw
 
10話:東京に出てスターになりたい少年が放送室を占拠
 ・島の学園を舞台に「なんでこんな事しなきゃいけないんだ。おれの青春を返せ!」ってそれなんてスタドラ?w
 ・思えばパイロットになることを義務付けられて他の進路を選べないというのはあまりエヴァ的ではなくて、むしろスタドラなんかに近い問題設定だな。「スタドラ“なんかに”」とは言ったものの他の例があまり思い浮かばないわけだけど。エヴァではむしろNERVに関わる事でしか生きていく事ができないような人たちにスポットが当たった話だったからなぁ。あ、でもTV版最終回でシンジ君は「それ以外の可能性」にも気がついて殻を破った結果、「おめでとう」でハッピーエンドなわけだから、進路の可能性の有無を題材にしてるという点では共通点が見出せなくもないのかな。
 
 以上、10話までだいたい1話ごとのメモ書きでした。来週から冬休みなので個々の話数に関してもう少し掘り下げて書けたりするかもしれません。冬休みにはファフナーの再放送後にブラックラグーンの放送もあるのでそれも楽しみ。