先週の金曜、六本木で行われた今石監督のオールナイトイベントに行ってまいりました！お客さんは６割ほどの入りで、超満員ではないながらも、その分ガイナ・今石大好きっ子が集まってきていた感じ。『デッドリーブス』→『Re:キューティーハニー』→『天元突破グレンラガン』→『パンティ＆ストッキングwithガーターベルト』を上映つつ、あいだあいだにトークショーが行われる流れでした。いやあ、土曜日に行った庵野監督がトークショー出演されたウルトラマンオールナイトに比べて客層の若いこと！（笑）女性率が高かったのにも驚かされましたね。
というわけで以下、トークショーで面白かった話と、『パンスト』１話感想。パンストに関しては極力ネタバレは避け、雰囲気だけ伝わるようにしてます。先に言っときますが最高に頭が悪くて面白いアニメでしたｗ
トークショーレポ（箇条書き＆話の順番バラバラでごめんなさい）
・今石：『グレン』は凄く真面目に作った作品だった。そして『グレン』を作り終えた数日後、打ち上げ旅行の酒の席で発案されたのが『パンスト』。その日、自分などは酒の勢いのまま大マジでタイトルは『パンティ＆ストッキング』、「パンティ」と「ストッキング」という美少女が出てきて、「ガーターベルト」というオッサンを出そう！とか言っていたが、錦織とかは途中タバコを吸いに行って冷静になっていて、本気で『パンスト』を作ろうとは思っていなかったかもしれないｗ
・今石『デッドリーブス』はIGだから作れた作品。『パンスト』もふざけているように見えるが、キャラデザは錦織、コンセプトアートは吉成、コーディネーターをコヤマさんにやってもらって、喜ばれるようなものを作ろうとしている。（←吉成さん、コヤマさんが担当されてる箇所については実際のトークでどのように言っていたかは正確に覚えていないので、公式サイトに記載されてる役職名を書いておきました）
・作っていると段々感覚が麻痺しきて、過激で下品なものに慣れてくる。今石さんが以前から少しずつテレビ局の人を洗脳していて、最近文句を言われることが減ったｗ ニュータイプに今石監督のマンガが載っているが、あそこの伏字はニュータイプ編集部の判断によるもの。段々検閲が甘くなってきているのは編集部が洗脳されてきているからではないかｗ
・小笠原（パンティ役）：最初のコンテを読んで「意外と過激な台詞はなさそう」と半ば安心していたのに、どんどん台詞が過激に。最初がMAXと思ったらどんどんエスカレート。今石監督にだまされた！ｗ
・アフレコ中、ストッキング役の伊瀬さんはそんなにNGが無いのに、小笠原さんは朝っぱらから入念に何度も台詞を言わされる。台詞内容的に羞恥プレイ状態ｗ 音響監督が卑猥な言葉を言わせたいだけ説まで浮上ｗ
・伊瀬さんはパンストのスタッフ飲み会で今石さんを監督だと知らずに「自分は将来こんな作品を作りたい！『パンスト２』をもっとこういう風に作るべき！」とか言っていたｗ。同じようなことは過去にもあったらしく、庵野監督宅に他のアニメスタッフと共に招かれた際、自分が喋っている相手が庵野さんだとは知らず、しばらく話した後「ちなみに監督をやってらっしゃるんですか？どんな作品作ってるんですか？」と言って、周りのスタッフを絶句させたｗ 庵野は一言「wikipediaを見てごらん」と言ったそうなｗ
パンスト感想
今回一番驚いたのが、作品がグレン以前のフリクリ（5話）やデッドリーブス寄りになってるにも関わらず、なかなかキャッチーになってたことです。監督自身トークショーで言ってたけど、今石色を強く残しながらポップさを出すというのは『Re:キューティーハニー』っぽい試みなんですよね。ハニーのポップさは永井豪テイストをうまく利用して出してましたが、今回はそこが「カートゥーン」に置き換わっている感じです。肝心のカートゥーンっぽさが日本のリミテッドアニメの手法と親和性高かったことも驚きましたね。ここが一番不安な部分だったので、かなり安心しました。
あとCGの使い方が良かったですね。カメラが街や建物の周りをグリグリ動いていて印象的でした。作画についても１エピソードにつき数カットは物凄い見せ場がある感じで、そこはバッチリ期待に応えてくれてました。
ストーリーはとにかく下品で頭が悪い感じが素敵でした。基本的にはAパートとBパートで10分ハーフの短編が続く形になるようですが、半パートでもお腹いっぱいな内容でしたｗ。
キャラはパンティがお気に入り。実際に観る前はストッキング派でしたが、アニメ史上稀に見るビッチキャラっぷりにやられました。某学園ゾンビアニメなんかとはビッチのベクトルが違いましたねｗ
そんなこんなで今石ナイトはこんな感じでした。二日連続のオールナイトイベントでボロボロなんで、とりあえずこんなもんでｗ。ウルトラマンナイトについては明日書くかも。とりあえず録画してて観れなかったアニメ観ますわ。
