バンダナ付き前売り券のために映画館で並んでいたのでリアルタイム視聴できませんでしたが、金ローで特報が流れましたね。この時はちょうど渋谷の映画館で劇場内の座席に座らせてもらい、引換券を渡されるのを待たされているところでしたが、周囲にはワンセグで見ているひとがたくさん…。自分はワンセグ環境が無く「ぐぬぬ…」となってましたが、TwitterのTLの反応を見ていたらどうやら肩透かしな内容だったらしく、「リアルタイム視聴に拘らず確実に前売り券をゲットしにいった自分大勝利!」とうかれていたんですが…
帰宅途中でYoutubeにアップされたものを観ましたが、結構良いじゃんこれ!(←信者補正)
TLで画像だけ目にしたときは『序』のときのコレ↓を思い出しましたがw
あの時に比べれば本編のエッセンスが大分伝わってきます。軽快なピアノの伴奏と、最後に出てくるカヲル君の台詞らしき一文。
「希望は残っているよ。どんな時にもね」
そしてその直前に映し出される「ピアノ」と「若木」
「若木」の緑はECOを彷彿とさせます。
ECOと言えば原子力!
そして「希望」というキーワード。
これらの象徴的なアイテムが指し示すものはただひとつ。
カヲル君が『破』の終盤で乗っていたエヴァ6号機。
あれは実はゼーレによるカモフラージュでしかなく、
カヲル君の搭乗する真のメカはそう
ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ ゞヾ ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 | ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ| '" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 / : ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ \_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y / u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u / _,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / ゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ / ./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、 /;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__ 、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i
・・・ごめんなさい、冗談が過ぎました*1
素直に見れば「若木」、「希望は残っているよ。どんな時にもね」というメッセージは震災を受けてのものでしょうね。『Q』の公開がこれだけ伸びた一因に、震災を機にストーリーラインが変更されたことも関係している言われてますが、今回の金曜ロードショーの特報はそれを象徴するものだったように感じます。若木からは「再生」や「復興」といったワードを連想しました。
元々『エヴァ』は旧TVシリーズ最終話付近で「僕はここにいてもいいんだ!」「おめでとう!」「ありがとう!」をやらかし、大塚英志に新聞で「自己啓発セミナー」的であると批判されたりしてたわけです。
備考
http://www.netcity.or.jp/otakuweekly/PRE0.1/column1.html
「エヴァは、やっぱり、自己啓発セミナーである」
(前後略)
誤解のないように言っておくが「エヴァ」がセミナーと同一構造だからダメだ、といっているのではなく、セミナーも「エヴァ」も問題解決の手段として間違っている、といっているのである。
どう間違っているのかは自分で考えなさい。
ただ、「エヴァ」にしてもセミナーにしても家族や社会といった所与の共同性に対して余りに無批判である、ということだ。他者性を根源的に欠いているアニメやまんがが何かを主張しようとしたときこうなっちゃうのは仕方ないんだろうけど、そういう類の共同性と同一化して自己実現できちゃうんなら、80年代や宮崎やオウムやそういった「体験」から「エヴァ」は何も学んでいない、と言わざるを得ない。
十年以上経って再始動した新劇場版シリーズでは、以前に比べ健全な成長モノとなっていることが評価されたりしますが、そうした特徴はそのまま、「庵野は丸くなった」的言説を生むことにもなっていますね。
そんな矢先の震災で、メインスタッフ達としては安易なポジティブ展開がこれまで以上に作りにくい心境になっているのではないかと思います。
しかし元々存在していた諸々のプランが一端棚上げにされたであろう中、それでも「あえて」ポジティブ展開にしてきている(っぽい)ことに注目したいですね。安易な「がんばろう」的要素を入れてくるとも思えないですし。
そんなわけで、金曜ロードショーでは期待値が高すぎたために本編映像ではない(?)短編PVのようなものを見せられ、若干肩透かしに感じられた方もいたようですが、個人的にはこれはこれで好きです。
……と、これだけ斜に構えた態度でいられるのも、明日(7月14日)が劇場向けの特報の上映開始日だからです。
金ローとか完全に前座ですよ前座!懸命なるエヴァオタの皆はもちろん、どの映画作品で『Q』の特報映像が流れるか近所の映画館窓口に問い合わせ済みだよね!うっひょおおおおお明日が超楽しみ!!
※このエントリの内容は劇場上映版の特報が金曜ロードショー版と同一のものであった場合断りなく変更されるかもしれません^q^
翌日追記
アリ、個人的にはアリですw
『エヴァQ』の特報を劇場で観てきた。「歌はいいねぇ」 - さめたパスタとぬるいコーラ