ピンドラ Sins感想

冠葉「お前は・・・?」
多蕗「ワタシはタブキ・・・。タカクラ・・・おまえをコロス・・・!」

 
山内演出爆発!w そんなピングドラム18話。
クレーンでのタブキ先生の瞬間移動とか何事かと思いましたが、ひたすらテンションの高いフィルムになっていて楽しめました。山内演出に限らず、細かい部分だとAパート最初で上がっていくエレベーターの後ろから差す光の処理とか、ビル内でショウマが走っている場面の美術とか気合が入っててよかったなー。
今回はメインキャラの中で不気味なほど掘り下げがされて来なかったタブキ先生が大暴れな回。タブキは「遅刻しちゃうよ〜><」というショタ状態での登場や、13話でリンゴが父親の再婚を素直に祝福できるまでに更正する手助けをしたりしていて、まさかこんな役どころになるとは意外でした。
こどもブロイラーでの鬱々としたタブキくん、あそこからモモカのくすぐりセラピーを受けるようになってから「遅刻しちゃう〜><」なキャラになってしまうんだから凄いな。そんなモモカがいなくなったんだから、そりゃ元以上に陰鬱な状態になってしまいますわね。ちょっと同情したくなります(´;ω;`) 
そしてここにきて予告編にも出ていた「透明な存在」という言葉が出てきました。

これで予告編に出ていた思わせぶりなワードは出揃ったのかな。ピクト状の子ども達が粉々に砕かれていく絵面はなかなかショッキング。ああした形でビジュアルにしちゃうのはなかなかエグイですね。ビジュアルインパクトといえばこどもブロイラー空間に看板をビリビリ破って侵入してくるモモカも凄かったなー。
今後「透明な存在」や「こどもブロイラー」は本編でさらに扱われたりするんでしょうか。サネトシ先生のフィクサーっぷりも気になりますし、来週が超楽しみです。