エヴァQアスカ最強の萌えポイント

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4回目の鑑賞で気がつきました。
アスカ、最後にシンジのエントリープラグのハッチをあけに来ますよね?
あそこのアスカ、「肩で息をしている」んですよ!!
この意味が分かりますでしょうか?これは、アスカがシンジの安否を心配して走って来たということです!!
一旦シンジのプラグから出た後にもう一度プラグを登って来ますが、そのときには息は上がってないのです。これはプラグにたどり着くまでに息が乱れたと見て間違いないでしょう!
僕は新劇場版の式波アスカよりもテレビ版&旧劇場版の惣流アスカ派でしたが、『Q』で描かれたシンジに辛くあたりつつもどこかシンジに甘いアスカにはキュンキュン来ました。
そりゃマリも「せめて姫は助けろ」とか言いますよ。アスカはきっと14年間マリにことあるごとに「いやあ、あの時のバカシンジにはイライラさせられたのよ」とニコニコ嬉しそうに愚痴や思い出話をしていたに違いないのです。そんなアスカの14年ごしの想いを知っているからこその「助けろ」なんですよ!!いやー、アスカ&マリのコンビは良いですね!
うずくまったシンジを見たアスカは、「私のことは助けてくれないのね」とか言いますけど、これ、「『破』で綾波は助けようとしたのに『Q』ではアスカのこと助けようとしなかったね」ということを言っているように思えますが、実はそれプラス、「私は心配で走ってきてあげたのに、テメーは私のこと眼中にねーんだなムカチーン」という気分が含まれてるんですよ!!片思い!!!

カヲル君「残念でしたwww」 アスカ「(#^ω^)ビキビキ」
 
ちなみに『Q』はカヲルの失恋話として観ても面白い。
シンジが槍を引き抜こうとする際、カヲルは元気少ない感じで「やっぱり槍を抜くのはやめよう」、「僕達の求めていた槍じゃない」みたいなことを言いますが、あそこで実はカヲルには「シンジを止めないほうが良いのではないか」という葛藤があったのではないかと思うのです。
ゼーレ案では「ロンギヌス」と「カシウス」の槍が必要なのに対し、ゲンドウの策略で両方ロンギヌスの槍になっている。なんだか分からないですけど、どうもゼーレ案だと、カヲルとシンジがぬくぬくと幸せに生きていける世界が出来上がるのに対し、ゲンドウが修正した方法ではフォースインパクトという、シンジが喜ばなそうなことが起こる。カヲルはどうやらそのことに薄々感づいているようでした。
カヲルにはここで二つの選択肢があります。ひとつがシンジを止めて、罪を背負いながらもそのままの現実でピアノでも弾きながら、二人でそこそこ幸せに生きていくこと。もうひとつが自分が生贄となり、シンジに別の道を模索させることです。
あるいはゲンドウ案を回避し、再びゼーレ案に修正し直した上で計画を試みる方法もあったのかもしれません。その可能性を踏まえた上でゲンドウ案に乗ったのであれば、そこにシンジをより幸せにできる可能性を見つけてしまったためでしょうか。
カヲルはシンジと幸せになりたかったにも関わらず、自分が身を引いたほうが結果的にシンジの幸せになるのではないかと直感して、シンジに強く「やめよう」と迫れなかったのではないか、という説です。これ、事実であれば全てカヲルの純情をアテにしたゲンドウが仕向けてることになりますけどね!まさに糞親父の中の糞親父!!