『GTA5』プレイ感想 たのしい!!

我慢できなくなりGTA5のアジア版を購入しました。

PS3版が売り切れてたのでXbox版。
こういうとき両機種持ちは臨機応変に動けて素晴らしい。
現在プレイ時間は10時間程度で、
主要キャラ3名が出揃い、お話が加速してきたあたり。

PS2時代はストーリーモードがやたら難しく、特定のミッションで
うんざりするほど繰り返しプレイさせられたりしましたが、
今回は非常に親切な作りでストレス無く遊べます。
ミッションは『4』のときまではイライラさせられることが多かったですが、
ダウンロードコンテンツの『The Lost and Damned』と
『The Ballad of Gay Tony』では格段に親切になってたんですよね。
今回の『5』でそれがさらにブラッシュアップされてる印象です。
また、『RDR』などからのノウハウもつめ込まれてるのでしょう。
 
一番気になっていた車の操作性ですが、ややもっさりしていた『4』に比べ
若干機敏な動きになっていて、前作に比べずっと手軽に楽しめるようになってます。
あまり機敏になりすぎてもつまらなかったはずなので、これは絶妙のバランス。
 
今回はキャラによっては左右スティックの同時押し込みにより
運転時にゲームスピードがスロー状態になる特殊能力が使用できます。


スロー時はバックライトの光が尾を引き、『AKIRA』っぽくて格好良い。

通常スピードが乗った状態では車は小回りが効きませんが、
この能力の発動中は特殊な挙動になり、小さくすいすい曲がれるようになります。
実は『GTA VC』の頃からゲームスピードを落とすチートは存在しており、
難しいレースミッションを進める際などによく利用してたんですが、
あの隠れた良要素がとうとう日の目を浴びた感じがして感無量です。
ちなみにスローのチートは『4』でリストラされてましたが、『5』で復活。
チートでのスローは単にゲームスピード全体を遅くするものなので、
車の挙動自体に変化は出ません。
 
車の挙動に絶妙な「あそび」があって
適当に操作してるだけでも楽しいのに比べ、
バイクは操作感が丸くなりすぎてしまったようにも感じます。
確かに『4』は事故りやすさが半端じゃなかったですが、
今回はあまりに簡単に曲がれてしまう気が。
特にサイドブレーキの効きが尋常ではなく、どれだけスピードを出していても
タイヤを殆ど流すことなくキュキュっと減速して曲がれてしまう……。
郊外のデコボコ道を爆走しやすくするために
キャラクターを車体から落ちにくくしたのは理解できるんですが、
あの異常な曲がりやすさはなんだか納得いかない部分があります。
せめてサイドブレーキでドリフト気味な曲がり方をしてくれてれば
大分印象は違ったはずなんですが……。
 


『4』のバイクならこんな岩に突っ込もうものなら即転倒でしたが・・・
 

今回は適当につっこんでも気持よくジャンプできます。
バイクだけでなく、車でも案外ジャンプ可能。楽しい。

 
ただ、「バイクがいまいちならバギーで遊ぶか」
といった形で違った遊び方は無限にできますし、
上記の不満はないものねだりと割り切ることが可能。
 
個人的には今作から追加された、
ジャンプ中に攻撃ボタンを押すと発動するモーションが大好き。
これをやるとキャラクターは空中で脱力状態になり、
殆ど受け身も取らない状態で地面に激突します。


車の上からジャンプして・・・

反対車線の車に・・・

ボディープレス!

この新機能を利用すれば
建物の屋上からプールにジャンプ、道行く車のフロントガラスを破壊、
カフェのテーブルや椅子をひっくり返す等々、遊び方無限大!
購入直後は興奮のあまり、テニスコートのネットにダイブすることに
麻薬的な楽しさを覚え、それだけに1時間以上費やしました(不毛の極み)。
 
チートがワンボタンではなく、毎回コマンド入力が必要な
PS2時代の仕様に戻ったのは評価が分かれそうです。
個人的にそこはいいのですが、明確に不満なのが、
ヘリコプターや飛行機などの大きな乗り物をチートで出現させようとした際、
相当広いスペースでないと乗り物が召喚できない点……。
現在はストーリーもまだクリアしておらず、
お試しで遊んでる段階なのでそれでもいいのですが、
ストーリーも終わって、ただぶらりと街を散策したいというときには、
長距離の移動のため飛行機などをパッと出せないのはかなり痛い気がします。
 
とまあ、若干不満点についても触れてきましたが、
逆に言えば上記の不満以外は殆ど満点に近いということです。
ひとまずある程度ストーリーも進んだので、
あとは街をぶらつくのをメインにしつつ、国内版の発売を待とうかと思います。
自分の英語力ではあらすじは理解できても、細かな部分が抜け落ちていくので、
ストーリーを最後まで楽しむのは日本語版が出てからにしようかなと。
来月の発売が楽しみです。