アニメ『ダンガンロンパ』への的はずれな批判

アニメ『ダンガンロンパ』の3話が放送されて、「アニメなのにゲームのままの演出なのはいかがなものか」、「ゲームのままの映像でいただけない」、「ゲームのままのBGMでひねりがない」等の批判をよく目にするようになりました。これらの批判は残念ながら的外れというか、時既に遅し感満載です。しかし『ペルソナ4』の時に僕も似たようなことを言いまくってたので、あまり偉そうなこと言えません。ごめんなさい。
前回のエントリで書いた通り、アニメ『ダンガンロンパ』ははじめから「ゲームそのもの」の感触を再現することに駐力しているようなので、3話の学級裁判シーンはそれを突き詰めたものと言えるでしょう。この方針はアニメ版の企画段階で固まっていたはずで、これによって生じるプラスマイナスの結果は作り手側も考慮済みのはず。「ゲームのままでは……」系の批判が来ることは目に見えていても、それ以上に支持も得られるだろうという判断の元、スタートしたのでしょう。
今後批判があまりにも多かったり、作品が大コケでもすれば、『ダンガンロンパ2』がアニメ化された時にでも作り方に影響が出るのでしょうが、今の所そんな感じもないですし、当初の判断は間違ってなかったのかなという感じがします。ただ、アニメならではの面白さが発見し難いので、スタッフがどういったモチベーションで取り組むのだろうというのは興味があります。もの凄い職人気質か、あるいは原作愛に溢れていないとできない仕事という気がします。