全部エヴァのせい

本当はエヴァQ公開直後に感想記事をもう2〜3書く用意があったのですが、諸々の事情によりやむなく半月以上ブログを放置することとなりました。
事情というのは他でもない、大学の卒論です。長らく大学に関するチラ裏は封印していたので、突然の話に聞こえるかもしれませんが、そうなのです、今年で卒業だったのです。一応提出は済ませましたので、(審査が通れば)このまま卒業できる見込みです。
締切は12月の上旬でした。ここ数ヶ月の当ブログの動きを見て頂いていた方には分かるかと思いますが、僕の生活はとにかくエヴァ漬けでした。エヴァ感想記事の日付を確認すると10月18日から11月16日にかけて、みっちりテレビ版&旧劇場版の感想を書いています。そう、この期間、本当は全部卒論に費やすべきだったんですよね(笑)。
当然これは「(笑)」で済む話ではなく、指導教授などからはわりと本気で間に合わないと思われていたようです。自分ではなんとかなるだろうと考えていたのですが……なんの前触れもなく一ヶ月間卒論関連の授業を全て欠席しましたから、そう思われても文句は言えません。
10月中旬の時点で書けていた卒論の分量が1万字弱。提出にあたっての最低文字数が2万字。一応自分の中では、最低10日あれば既に書いてあった1万字の添削+2万字程度の追記が可能だろうと考えていました。しかし教授からしてみれば、提出二週間前の時点で未完成の1万字弱の論文。まあ、ダメかなと思いますよね。
それにまがりなりにも「論文」なので、適当にだらだら文字を連ねるわけにもいかないのですよね。一応それまでに読んでいた文献、まとめていたデータ等々があったのでなんとか間に合いましたが。しかし当初目標としていたクオリティからは数段落ちるものとなってしまいました。それを覚悟してエヴァに時間を割いていたので特に後悔は無いんですけどね。10月中旬にふと、「このままの状態で『Q』をむかえて良いのか?」と思ってしまったのが運の尽きでした。「エヴァQを万全の体制で観ること>卒論の完成度」。
 
とはいえ、当初はエヴァ感想は一週間程度で全て書き終えるつもりで始めたのでした。記事のアップ量は1日1記事を目処にしつつ、最初の週に全話分の感想をざっくり書きためておこうという作戦だったのです。実際、1〜4話の感想は1日で書いたものなんですが、結局このペースは長続きしませんでしたね。毎日4話分の感想を大まかに書き、1話分の記事をブラッシュアップしてアップする。そうすれば一週間で全話分の感想がだいたい書き終えられ、あとは一ヶ月間、1日1記事ペースで気楽にアップしていく予定だったのですが……。やはりというかなんというか、関連情報を調べながら書いていると、とても1日に4話分の感想を書くのは無理でしたね。体力的に。なので途中からは1日1話を目指して書いていました。それすらも維持できず、終盤は無理をして1日に数話分書くこともあったわけですが。おかげで期間中、少なくとも二週間は完全に引きこもり状態でした。
エヴァQの公開直後、二日間で4回観にいったのも、それが映画館に行けるギリギリのタイミングだったからです。感覚的な話になりますが、二日間で一番気持ちよく映画が観れる回数は3回なのです。4回目を無理して観にいったのは、その後しばらく本編が観られなくとも耐えられるよう、細部を頭に叩きこんでおくため。
4回目の鑑賞後は自分にエヴァ禁を課し、結果的に卒論は二週間で見事(?)完成しました。しかし思い返せば、提出までの一ヶ月半はわりとヒヤヒヤものでした。周囲が卒論の追い込みをやっている中、一人部屋に篭って太鼓を叩いていた(=エヴァ感想を書いていた)わけですから。基本的にこのブログのことは周囲には伏せていますので、相談できる人もいないですし。……そもそも相談してどうなるという話でもないですけど。
感想を書き終えるのにどうやら一ヶ月ほどかかりそうだぞと気づいたときには、「留年したらその時はその時だ」と半ば吹っ切れていました。「エヴァで人生が狂った」というネタがゲットできるぞと。いやまてよ、そもそもブログのことをおおっぴらにしてないのだから、やはりネタとして使えないんじゃないか?とか。そういう頭の悪いことを延々考えながらエヴァ感想を書いていたのです。結果的に卒業できそうで本当に良かった。
 
10日ほど前、卒論を提出したその日に、レイトショーでエヴァQを二回連続で観てきました。卒論に取り組んでいた二週間は連日十時間以上作業をしていたので、圧倒的な開放感。二度目はあまりの眠気に上映時間の7割は寝ましたが、案外観たいシーンでだけ都合よく目が覚めるものですね。それに寝ている間もエヴァの光と音が脳裏に染みこんでくるので、非常に心地良かったです。映画館で寝るのがあんなに気持ちの良いものだとは知りませんでした。
 
自由時間がどかっと増えて既に10日以上たつのに、その間ブログをなかなか更新しなかったのには理由が二つありまして。一つが脱力感が大きすぎてまとまった文章を書く気が起きなかったため。もう一つが部屋と机が散らかりすぎていて、パソコンに向かう気が起きなかったため。
脱力感に関しては読んで字のごとくといいますか、精神的な負担が一気に抜けてしまって、なんだか何もやる気が起きなかったということです。部屋の散らかりっぷりに関しましては……「部屋の乱れは心の乱れ」とはよく言ったもので、エヴァ感想〜卒論作業期間中に部屋が壮絶にしっちゃかめっちゃかになってしまいまして。人生でこれほど部屋が散らかることはもうないだろうというレベルで酷いのです。エヴァ関連のアニメ誌、全記録全集、フィルムブック、関連書籍、パンフ、卒論の参考文献、プリント、一ヶ月分のジャンプ等々が無秩序に部屋中に散乱しているのです。超短期間で卒論を仕上げるためになりふり構わない姿勢が必要だったとはいえ、文字通り足の踏み場が無い状態。机の散らかりようも酷く、整理するのが面倒で面倒で……。
とはいえいつまでもこの状態ではいられないですし、そろそろ片付けてしまわないとこの惨状のまま年を越してしまいそう。しかしすぐに部屋を片付ける気力もない。そんなわけで部屋を片付けなければならない現実からの逃避がてら、まずはブログをぼちぼち再開するかと、今回近況を書いているわけですね。……。
 
そういえば現在放送中のアニメ、全然観れてないのです。エヴァの感想を書き始めてからは殆どの時間をエヴァに捧げましたので。『ジョジョ』と『ハンターハンター』だけは先日一ヶ月分一気に観ましたが。他だと『新世界より』くらいは追いつきたいんですけどね。
エヴァ関連に話を戻すと、『Q』公開前までに『カレカノ』やその他実写庵野作品だけでなく、『序』、『破』すら観返すことができなかったのは誤算でした。『Q』は近々また観にいくはずなので、せめて新劇場版の前二作はきちんと予習してから臨みたいところ。年末年始には『カレカノ』やその他実写庵野作品も予習して、また観にいきたいですね。
それと、とりあえずエヴァQ感想は来週中に少なくとももう1記事は書く予定です。