『エヴァQ』深夜最速上映イベントにより、正統なるエヴァオタのための舞台は整う(暗黒微笑)

ここに来て『エヴァQ』の深夜最速上映イベントが発表されました。

11月17日(土)より全国公開される「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」。
この公開記念して、新宿バルト9で世界最速上映イベントを開催決定!
 
当日は「新宿ヱヴァ祭り」と題し、17日(土)AM0:00〜新宿バルト9の全スクリーンをジャックして、
世界最速上映を実施いたします。

EVANGELION.CO.JP

これに対して、ネタバレ回避や最速鑑賞による一体感、優越感等のために頑張って初日初回のチケットを取った(つもり)になっていた一部の人達から不満の声があがっています。

バルト9最速上映イベントに納得できない(2ch - エヴァ板)
 
先に最速と勘違いされてもしょうがないチケットを売り出しておいて(当然買った人はその予定を立てているだろう)から本当の
最速上映チケットの販売をするという商売のやり方に疑問を感じざるを得ない

上映後はまさに真のネタバレがネットに蔓延するだろう。みんなそれがイヤで必死で少しでも早い上映を見ようとしてたのにそれを無駄にするようなやり方

それにこれは中高生に見てもらいたいってのが製作の動機の一つじゃなかったのか?
中高生が深夜にアニメを見ようとするのが当たり前なのか?
 
※>>1氏の書き込みより抜粋

http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/eva/1352289537

しかし訓練されたエヴァオタはこの程度でうろたえてはいけない気もします。僕達がこれまでエヴァに酷い仕打ちを受けたのは一度や二度ではないはずです。
今回打撃を受けたのは数ヶ月も前から情報を収集し、必死になって初日のチケットを予約したような特殊な人種に限られます。よって、この催しは制作側による『新劇場版のメインターゲットは「エヴァに人生捧げてます」みたいな旧世紀然としたキモオタではないので悪しからず^^』というメッセージ…つまり、いつものオタク批判と受け取ることもできるのです。
ただ、制作者の意図とは裏腹に、訓練されたエヴァオタには最早虐げられた瞬間に、苦痛が快楽へと変わる回路が備え付けられてしまっているのです。
先ほど初日のチケットを既に手に入れている人達のことを「特殊な人種」と、やや雑なまとめ方をしてしまいましたが、『序』・『破』での客層を見て分かる通り、「旧世紀然」としたキモオタでない人達は沢山います。特に初回は純粋に場の雰囲気を楽しみに来ている人も多く、上映終了後に拍手喝采が起こることは殆ど風物詩と化しています。
そんな客層が台頭してきている中で深夜に最速上映を行うことで、早朝の初回組はネットや口コミからのネタバレに疑心暗鬼となり、遠足気分での参加は不可能となるはずです。これにより、彼らは刺すか刺されるかの張り詰めた空気の中で公開に備えることとなるのではないでしょうか。
馴れ合いや生ぬるい一体感など不要、殺伐とした空気こそ本当の「エヴァ」なのだ
とする正統なるエヴァオタにとって、むしろ舞台は整ったと考えるべきでしょう。当日はヘッドフォンなどを持参して、上映開始直前まで外界との接触は最低限に抑え、精神を研ぎ澄ませた最高の状態で本編に臨めるよう励みましょう。まあ、僕はなるべく0時回のチケットも確保できるよう頑張るつもりですけど。