サンワサプライ製キーボード用リストレストを三種類買って比較した

短期間にキーボード用のリストレストを三種類も買ってしまいました。全てサンワサプライ製で、品名はそれぞれ「TOK-MU3」、「TOK-GELB15」、「TOK-GEL21」。
まず端的にそれぞれの長所、短所を挙げてみます。先に言っておくと、個人的には
「TOK-GELB15」≧「TOK-MU3」>>>「TOK-GEL21」
の順で気に入りました。
 
■TOK-GELB15
[asin:B00811KTKG:detail]
特徴
・測ってみたところ、厚みは1.9センチ。メーカーのホームページには2.5センチとあるが、実際にはそれよりも低く、丁度良い高さに感じた。
・横幅はメーカーによると約35センチ。他二つより10センチもコンパクト。
・ジェル入りなので指で押すとブニブニしてる。手首を乗せた途端沈み込んでくれるという感じではないが、使っていると手首に合わせてジェルが適度に変形してくれる。
・表面は「TOK-MU3」と比べると滑りにくいが、手を移動させたときの擦れる感触はこちらの方が好みだった。おそらく表面の質感が柔らかめなため。
難点
・「TOK-GEL21」に比べると蒸れやすい。
・形は手首に合わせて変形してくれるが、一度変形したものは自然には戻りにくい。
・他二つに比べると横幅が短い。難点というよりは「一長一短」な部分ではある。僕の場合は普段仕様しているキーボードが横幅が38センチと比較的コンパクトなので、テンキーまではカバーしないこれくらいのものがちょうど良かった。しかし大きめのキーボードやリストレストに慣れている人には若干窮屈に感じられるかもしれない。
 
■TOK-MU3

サンワサプライ TOK-MU3BK リストレスト(ブラック)

サンワサプライ TOK-MU3BK リストレスト(ブラック)

特徴
・厚みは2.4センチだった。メーカーのホームページには2.2センチとあったが、実際にはそれよりも高かった。最初は手首を乗せた時に少し高く感じたがすぐに慣れた。これは使っていると手首に合わせて若干沈み込むためというのもある。
・横幅はメーカーによると約45センチ。フルキーボードを十分カバーしてくれる。
・素材は低反発ウレタンで、押しこむとゆっくり沈む。手首を乗せると比較的素早く適した形に変形してくれる。
難点
・表面はさらさらしているものの、手首の位置を微調整する際に擦れる感触が若干不快。
・「TOK-GEL21」に比べると蒸れやすい。
・横に大きいことが一長一短。
 
■TOK-GEL21
サンワサプライ ジェルリストレスト(フルキーボード向け) TOK-GEL21BK

サンワサプライ ジェルリストレスト(フルキーボード向け) TOK-GEL21BK

特徴
・厚みは1.5センチと控えめ。
・横幅はメーカーによると約45センチ。フルキーボードを十分カバーしてくれる。
・手を乗っけると硬めな印象を受ける。中身がジェル素材であることを宣伝文句にしているが、あまりプニプニという感じはしない。というかむしろ硬め。思い切り指で押しても大きく沈み込むことはない。手首に合わせて変形してくれる感は殆ど無く、硬めの土台に手を置きたいという人にオススメ。
・デコボコしたデザインで、蒸れにくくなってる。
・表面はポリウレタン製で、網目の関係で手首を縦に滑らせやすい。これは手を動かそうとしたときに感じることであって、手首が滑って固定しにくいということではない。
難点
・縦に滑らせやすいのは横に滑らせにくいことと表裏一体。手を横に滑らせた際の感触は一番不快。「TOK-MU3」は前後左右にサラサラという感じだが、こちらは前後がズルズルッ、左右がズズッズズッという感じ。このニュアンス伝わるだろうか。
ゴツゴツした感触は人を選ぶ。
・横に大きいことが一長一短。
 
キーボード用のリストレストを使うようになったのはマウス用のリストレストを使い始めたのがきっかけです。トラックボールを使うようになったのを機に、マウス向けのリストレストを購入したんですが、それがなかなか快適だったんですよね。
LOGICOOL ワイヤレス レーザー式 5ボタン? M570

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ただこのリストレストは表面が比較的ツルツルだったのに対し、最初に買ったキーボード用リストレストの「TOK-MU3」は肌触りがなんとなく不快で…。特に手首が擦れた際に不快感が強かったんですね。そのため丁度良いがものを見つけるために「TOK-MU3」→「TOK-GEL21」→「TOK-GELB15」と、最終的に三つも買ってしまったのです。表面の質感とか、実際の所触ってみないとわからないことが多いですからね…。
なので当初の目的はマウス用リストレストと似た感触のものを見つけることだったんですが、結果的には「TOK-GELB15」に落ち着きました。ただ「TOK-GELB15」と「TOK-MU3」の差は微々たるもので、若干肌触りが良いかな…という程度。これからリストレストを購入される方で、この中の三つで悩んでいる方がいるなら、基本的には「TOK-GELB15」と「TOK-MU3」の内、横幅が各自の用途に合うものを選んで貰えれば良いんじゃないかと思います。ちなみに僕が買ったものは全て黒色のものでしたが、公式ホームページなどを確認してもらえば分かる通り、それぞれいくつかのカラーバリエーションがありますので、これから購入されるかたはそちらも確認してもらえれば。
 
カラーバリエーション↓
TOK-GELB15 の検索結果 - サンワサプライ株式会社
TOK-MU3 の検索結果 - サンワサプライ株式会社
TOK-GEL21 の検索結果 - サンワサプライ株式会社
TOK-GEL26 の検索結果 - サンワサプライ株式会社
  
そんなわけで、僕としては「TOK-GELB15」は必ずしも当初希望していた通りのものではありませんでしたが、それなりに満足できるものだったので良かったです。