第8回「こっそりピングドラム」の気になったネタ(3話以降についてのネタバレ無し)

第8回「こっそりピングドラム」(ピングドラムスタッフが毎週こっそり行うユースト配信)の気になったネタを抜粋。
なるべくやらおんなんかでまとめられている部分とはかぶらないようにしてみたつもりです。表現とかはそれなりに発言者の言葉のままになってますが、途中都合の良いように端折ったり言い回しを微妙に変えてたりしてます。なるべく発言意図と違った読まれ方をされないよう意識して書いてはいますが・・・。ある程度自己責任で読んでねという事はご了承下さい。
「ペンギンゼロ号(そんなものは実際には存在しない)が死ぬとか、1号の中から人間が出てきて、実はペンギンは操縦されてたとか衝撃の展開がありますよ!」といった冗談を言い合うようななごやかなムードの中での冗談半分の発言が伝言ゲーム形式で最終的に

やらおん:【『輪るピングドラム』幾原監督「ネットの予想見てるけど そんなに浅い展開しか思いつかないの? 後半にものすごい話があるよー」】
http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-2937.html

↑こんな「ふぬけ野郎どーもーをー♪煽り続けて〜行く〜♪」な発言として伝わる事があるのが「ネット」というものなので、つい必要以上に予防線を張っておきたくなってしまうのですw
ちなみにツイッターの方にも書きましたが、そもそも「ネットの予想見てるけど そんなに浅い展開しか思いつかないの?」というのは幾原監督ではなく声優の小泉さんの発言で、かなり冗談めいた口調で出たものです。監督もいっしょになって天邪鬼に振る舞って冗談を言っていましたが、全く煽り的ではありませんでした。元となったスレをチェックしたらきちんとその点を指摘するレスもあったんでうが、やらおんなんかではそれらのレスが無視されちゃってますね。まあその方が話題にはなるんでしょうが・・・。
  
・というわけで以下「こそピン」で面白いと感じた部分や小ネタ。
 

小ネタ

・小説と公式ムックの重版分は今月の27、28日頃に店頭に置かれるそうです。(すでに2版まではかなり捌けていて、次は第三版になるそう)
・声優の岩崎愛(足スタント)さんは今のところ1話の「賢い小学生」、「帽子売りの店員」、「見ちゃいけません!のお母さん」、「2話のアバンの勝負下着女子高生」役を演じてた。

 

声優古泉豊さんプレゼンツ「幾原監督の素敵エピソード」
  
古泉「収録が始まったのは今年からだが、実は去年、何月とは言わないが、オーディションで受かった人たちメインのミーティングみたいな選考が密かに行われた。そこに「なぜ俺(古泉)なんだ」と思いながらも、なぜかなんとなく呼ばれた。」
スタッフ:「なんとなく?W」
小泉「いや実はなんとなくではなくて・・・詳しくははのちのち喋ることになると思うけど。
参加させてもらったそのミーティングで、監督が凄く、役者と一緒にキャラクターを作ってくれようとする人なんだなと思った。役者をただの声を出すタレントさんということではなくて、ああ成長させるつもりなんだなと。一緒に作品を作る仲間と認めてくれてるんだなと思った。
 ヒマリ役の荒川さんはこれが初仕事で右も左も分からない、マイクの前の立ち方や声の当て方も分からないから、そこを「古泉教えてやってくれ」と言われた。俺も教えられるほどの経験も無いんだけど、「これはこうすると楽じゃない?」とか、俺なりに分かる範囲でやってた。本アテレコの始まる前のミーティングで。そこにはメインの声優達が既にいたので、ある程度チームワークができた。」
岩崎愛「1話の練習という感じ?」
小泉「1話の練習ということでもないね。2話からの人とかもいたし。本当にもうヒバリ、カンバ、リンゴ、という「役」がどういう感じの声かなとか。どういう感じの喋り方かなとかというのも含めて、この監督は一緒の位置に立って、役を作ってくれようとするんだなって。」
岩崎「じゃあ収録がはじまるまえに、もう何回もそのメインの方々は役の声を出してたって事ですよね。珍しいですよね。」
小泉「他の現場で聞いたことないというか、見たことない、そういう事を本当のアフレコ始まる前にやってくれる現場、というか作品というのは。」

作中のBGM / お色気シーン / 小ネタの担当について等
 
小泉「他の人に作品を薦めようとしたときに「どういう作品か」が説明し辛くて困る」
幾原「他のスタッフが外部者に
今度幾原のヤツに参加するらしいね。どんなハナシ?
と聞かれるたびに、
「いやペンギンがね、」
って言うと
「またまた(笑)」と言われる。
「ホントだ!」って言っても信じてもらえない(笑)」
音楽作曲の橋本由香利さん「何度台本を読んでもハナシの筋がわからない。
コンテを読んでも色んなことが起こるんですぐ前に起こった事を忘れちゃ運で難しかった。
監督からの印象的な指示に、「可愛いペンギンに可愛い音楽はつけないという」オーダーがあった。
コンテ段階までペンギンがいないので、実際の映像を見て一番驚いたのがペンギン。」
幾原「ペンギンと音楽の関係に関してはかなり意識してやっている。
作っていてだいたい一番悩んでるのがペンギンの事。
コンテ描いたあとに「あ!ペンギン忘れてたよ!」みたいな事がある(笑)」
スタッフ「Q:今後(ペンギンによる)ゴキブリ退治は続きますか?」
幾原「続きますね。かなり色々起こりますね、ゴキブリ退治も。」
スタッフ「Q:ペンギンのヅラネタ(3号がつけてたやつ)は誰が入れたのか?」
幾原「知らないw」
橋本「下着ショップの「ダバダバダバ〜♪」は幾原監督の指示」
幾原「1話に1〜2個はネタをやろうというのは狙ってやってる。
プロデュサーによく「(幾原監督が作っているものが)夜中のアニメじゃない」と言われる。
夜中のアニメってどんなの?と聞くと
「もっとセクシーでアダルトな女性や描写がいっぱい出てくる」
と言われて、そうなのか、じゃ俺も負けないように頑張るぞ!
と言ってやって、できたのを見たプロデューサーが
「中学生くらいの妄想だよ!中学生だよこれじゃ!」と(笑)
セクシーは難しいよね。」
小泉「でも俺リンゴちゃんのふとももとかドキっとしましたけどね。」
幾原「あれ全部女性の演出さんとかがやってるんだよね。それが良かったのかな。」
小泉「あざとくなかった部分がドキっとするのに繋がったのかも。」
幾原「セクシーシーンは結構女性が担当してる。男性がやるとどこまでやるのかの線引きが難しくなる。
男性目線特有の、女性は一切立ち入れませんみたいな鬱陶しさが出ちゃう。
俺がやると中学生になっちゃうんだけど(笑)
それを超えてもらうために女性にやってもらってるんだけど。
2話で見えそうで見えないのもぶっちゃけ俺じゃなくて女性がやってくれてる。」
岩崎「あたしは床下のシーンよりもビル添いに風がヒュ〜って吹いてスカートとペンギンたちの下着がヒラ〜っとなるところがドキっとした」
幾原「ペンギンのヒラ〜っとしたのは僕のアイディアですっよ!(笑)下着ショップを無駄に豪華にしたのは僕のアイディアですよ!(笑)」