フラカミル

昨日のフラクタルは盛大に笑った。あんなに露骨に村上隆キャラが出てくるとは。しかもネカマ(笑)何にせよ始まる前に騒動になりかけた割りには変な炎上にならなくて良かった良かった。
一応フォローしておくと、本編始まる前にヤマカンが村上隆に「今回のフラクタル、村上さん関連でアレなシーンがあるけどディスじゃなくてリスペクトです。気分を悪くしたらサーセン><」というようなメッセージを送って、それに対して村上隆さんが「あばばば『ギャラリーフェイク』の時みたく自分がディスられるに違いない;;」と嘆きのツイート。これに対して東浩紀が「ヤマカンが俺の嫁である村上隆にケンカを売っただと!?」とはやとちり・・・みたいな流れw。その辺のやりとりはtogetterにまとめられてるので気になる方はどうぞ→「フラクタル」監督の山本寛が、村上隆に今夜(3/3)のフラクタルについてDMを送ったみたい - Togetterまとめ
それとギャラリーフェイク云々についても一応フォローがいるかな。まあ村上隆wikipediaの記事を見れば良いだけなんですが、ちょちょいと引用しときます。

村上の一連の創作活動について漫画家の細野不二彦は自身の作品『ギャラリーフェイク』を通して「既成文化の盗作に過ぎない。日本のオタク文化に詳しくない外国人が、これらの作品の引用的要素をオリジナリティと勘違いして高く評価するのは当たり前」と非難している

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E9%9A%86

とまあこんな事が以前あったわけで、村上氏も身構えてしまったわけですね。実際身構えておいて間違いないような内容でしたがw。
で、放送終了後の氷川さんによるtwitterインタビューのtogetterがこちら→アニメ評論家 氷川竜介氏による「フラクタル」の山本寛監督インタビューまとめ - Togetterまとめ
今回twitterを使ったインタビューという新しい試みだったようですが、リアルタイムで追っかけても思ったほどのライブ感は感じられず、こうして後からまとめて読み返した方が面白いなぁという印象。
個人的には「スタッフとのコミュニケーション、心の交流こそが大事、という点は、監督が作品でねらってるところとシンクロしてるのでは?」という質問に対してヤマカンが「そうですね、メタレベルではありますが、スタッフとの信頼関係、伝わっているところと、一部伝わっていないところと、そういう葛藤が作品に上手く反映できていると思います。」と答えていたのが印象的でした。直接関係は無いかもしれませんが、現状ではフラクタルの制作現場は東浩紀のツイートを見た外野から内ゲバ内ゲバ言われてたりするので、この発言を見て言われてるほどドロドロした事にはなっていなさそうだなと感じたり。
その他、作品制作に対する志の話等ではあまり驚くような事は言ってなかったかな。まあ、それなりに面白いインタビューでしたが、個人的にはインタビューの内容以上に氷川さんの進行の上手さに関心しながら読んでました。流石この道のプロだなぁ。