面白かったアニメ・映画2010

 もう新年とかびっくりですね。全然実感が沸きません。昨日NHKを付けたらちょうど紅白でプリキュアの主題歌が流れててなんだか素敵な気分になりました。というわけで昨年観たアニメと映画で面白かった数作をザックリと挙げてみようという企画、行ってみようと思います。(あずまん出演の「朝生」を見ていて徹夜明けなので、いつも以上に文章荒れてますが気にしないで下さい^q^)
 では去年触れたアニメと映画をざっと並べてみるとしましょう。基本的にあいうえお順ですが、映画で感想を書いていないものは最後の方に公開日順に羅列しておきます。赤字が凄く面白かったもの、青字がまあ面白かったもの。普通の黒字は普通だったもの。緑色で書かれてるのはガッカリしたものです。なお、テレビアニメなんかでシリーズ通して見切れていないものについてはスルー気味なスタンスで。なるべくのめりこんだ作品をピックアップしていきます。
<アニメ>Angel Beats!俺の妹がこんなに可愛いわけがないカウボーイビバップかんなぎガンバの冒険機動戦士ガンダムUC機動戦士Vガンダム海月姫少女革命ウテナ侵略!イカ娘STAR DRIVER 輝きのタクトストライクウィッチーズ世紀末オカルト学院蒼穹のファフナー探偵オペラ ミルキィホームズハイスクール・オブ・ザ・デッドパンティ&ストッキングwithガーターベルト、HEROMAN、ハートキャッチ!プリキュア忘却の戦慄無責任艦長タイラー四畳半神話大系
<映画>インセプションおまえうまそうだなトイ・ストーリー 1〜3、トロン:レガシー、カラフル、借りぐらしのアリエッティキック・アス告白第9地区ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー・・・ですか!?ヒックとドラゴンマルドゥック・スクランブルRED LINEメメントマイマイ新子と千年の魔法涼宮ハルヒの消失ハート・ロッカー東のエデン 劇場版II Paradise Lostアリス・イン・ワンダーランド劇場版 銀魂 新訳紅桜篇劇場版 TRIGUN -Badlands Rumble-アイアンマン2劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者Z
 
 こうしてみるとお金を払って観ている分、映画の方が辛口に見てしまう作品が多い事がわかりますね(笑) 振り返ってみれば去年は出崎監督という発見と、ウテナの衝撃が個人的には大きかったのかな。「ガンバの冒険」なんかは2〜3話しか観てないのに物凄い印象に残ってます。「ウテナ」は大げさに言えばエヴァ以来最大の衝撃でしたし、アニメに関しては総合的に見ればいろいろ楽しめた一年でした。
 しかし正直、放送中のテレビアニメでは、一部を除けば秋アニメが始まるまでは騙し騙し観ている感が強く、本命不在といった感じでした。で、溜まりに溜まった鬱憤を晴らしてくれたのが秋アニメ勢。ブログ内ではそんなに取り上げる事がありませんでしたが、特にミルキィは素晴らしかった。「そういえば自分はこんなアニメも好きだったんだよな」というのを思い出させてくれたような気がして、ミルキィには感謝すらしてます。秋アニメといえば、ガイナックス信者という個人的趣向を抜きにしても優れていた「パンスト」や、当ブログイチオシの「タクト」。自分はカバーしきれませんでしたが他にも「それ町」や「イカ娘」なんかも非常に面白そうでしたし、実に豊作なクールでしたね。
 ただ2010年ベストアニメが何かと問われれば、どうしても挙げたくなるのが「四畳半神話大系」。これだけは譲れないですね。僕が大学2年生であるという事で、主人公とのシンクロ率(笑)が高かったことも好印象の一因でしょうが、それ以前に単純に作品としてずば抜けてました。トンガった実験的映像を駆使しながらも、作品としてのまとまりは絶対に失わない地に足ついた感じが抜群。「四畳半」が文句なしマイ・ベスト・テレビアニメです。
 映画では「レッド・ライン」、「東のエデン」、「アイアンマン2」などがなんだかガッカリでしたね。この「ガッカリ」は勘違いしないで欲しいんですが、「愛のあるガッカリ」です。いわば期待の裏返し。「レッドライン」はもっとストーリーが良ければ、素直に作画の快感に浸れただろうなという、惜しいなという感想。「エデン」はもう一ひねりしておけば、もっとエンタメエンタメした映画、もっと窓口が広い映画になり得たんじゃないかという気持ちになりました。「アイアンマン」はせっかく一作目が凄い面白かったのに、なんであんな空中分解したような中途半端な内容になってしまったんだという悔しさが残りましたね。
 で、昨年のアニメ映画でこれを観ろ!という作品を挙げてくれと聞かれて即答したい三作が、「トイ・ストーリー 3」、「ヒックとドラゴン」、「涼宮ハルヒの消失」の三本。正直見終えた瞬間は「トイ・ストーリー 3」一作のブッチギリかとも思えたんですが、実はこの作品、そう何度も観たくなる内容ではない気がするんですよね。というのも、僕は二度映画館で視聴したんですが、初めて観た後は直ぐに二度目の視聴の意欲が湧いたんですが、二度目を観終えた後、正直言って三度目を観ようという気が驚くほど起きなかったんですよ。多分それなりにヘビーな内容である事が、作品の「読後感」に作用して、こうした結果に繋がっていると思うんですが。そうした
 そして「読後感」の面でも文句なしで面白かった作品といえば、やはり「ヒック」という事になろうかと思います。これは本当に文句なしで面白かった。「アバター」級の3D飛行シーンの気持ちよさ。単純明快でいて、何気に深いストーリー。しかし「アバター」ほど説教臭くは無いという完璧さ。正直この作品には惚れました。
 しかしオススメの「アニメ映画」と銘打って、普段これだけ日本のアニメを観ていながら和製アニメ映画は一本も無しではなんとも締まらない。という事で、ここは一丁、「ハルヒ」を押しておきます。いやはや、ハルヒブームの時に小説版は読んだ記憶がありますが、こんなに面白かったっけ?と言いたくなる作品。エンドレスエイトの積み重ねが完全に無駄では無かった事がまた嬉しかったですね。「ハルヒ」っていうのはまあ、オタク史的に重要な作品である事に間違いないんですが、そのシリーズの映画化作品に恥じないような傑作に仕上がっていたと思いますね。あちこちで比較されてましたが、非常に「ビューティフルドリーマー」的な映画で、オタクアニメとして非常に正しいストーリーテリング。正直やられたという感じですね。
 「アニメ映画」という制約を取り払って、今年輝いてた映画を挙げろと言われれば「第9地区」を挙げざるを得ない。この作品が何気に「アバター」や「ハートロッカー」とアカデミー賞作品賞を争ったという事実!w 私見を言わせてもらえば、アバターでも第9地区でもなく、ハートロッカーに作品賞がいったのは正気の沙汰じゃないね。「アバター」と「第9地区」は10年20年残っていくべき映画ですよ。まあひとまずアバターはおいておくとして、とにかく凄い、「第9地区」。どことなくB級ハリウッド映画の「空気」を漂わせながら、実に痛快なSF要素をちりばめつつ、社会派ドラマとしても秀逸。しかもアバターと違って説教臭さをアイロニーやブラックユーモアでオブラートに包んでいるあたりがCOOOOL!とにかく凄い映画。
 ひたすら書き散らしてきましたが、ひとまず去年観た作品でパッと思い浮かんだ感想は以上です。今年も面白い作品に沢山出会えれば良いな〜。とにかく今年も自分が面白いと感じた事などを書き散らしていく予定ですので、こんな駄文ですが、読んだ人に少しでも何かの足しになればと思います。とにかく今年もよろしく。