「おまえうまそうだな」と劇場版「プリキュア」 : “子ども向け”であるからこその全力投球

 児童向けということで平日はお昼くらいまでの上映が殆どなため、観るためのハードルがちょい高めなハトプリ劇場版と「おまえうまそうだな」を本日無理して観てまいりました。いやはやどちらも本当に面白くて観にいった甲斐がありましたね。
 「おまえうまそうだな」は元々観に行く予定はなかったんですが、ネット上で観た人の絶賛の声がチラホラ聞こえてきていてずっと気になってたので今日は念願の視聴。期待に違わぬ良作でした。特に中盤が凄い良かったな〜。ストーリーを全く予習せずに観に行ったので「そう来るか!」と素直に中盤の展開に驚きましたね。全体通しても完成度高かったので未見の人はマジオススメ。なんでこんな良作がこんなにマイナーなんだ!皆もっと観ようぜ!と言いたくなるマイマイ新子的な気持ちにもさせられましたねw 気になったらちょっくらググってみてください。残念ながら今週末で公開は殆ど終了みたいですが、急いで劇場に向かえばまだ間に合う!というか劇場で観なくてもいいけどソフト化したら是非観ましょう。というわけでネタバレを避けるため内容に全く触れない感想でしたw
 次にプリキュアですが、これが思いのほか激熱な内容で終始興奮しっぱなしでした。面白過ぎる。こんなに素直にはしゃぎながら観れるアニメってそう無いので帰り道は凄い上機嫌でした。もうね、アバンからOPまでの流れがまず神がかってたよね。僕はとにかく背景がグルグルなる演出に弱いんですが(鉄コンとか劇場版マクロスFとか最高だった)、もうOPはパリの街グルングルンでしたよ。あのシーンを見直すためだけにソフト化されたら買ってしまいそうなくらい。そんでストーリーも凄い良くまとまってるんですよ。それに劇場版の新キャラが使い捨てキャラにしては勿体無いくらい立っててですね・・・。しかも新キャラとプリキュア4人とのからみが凄い。主人公サイドに4人もキャラがいれば普通は「まあ今回は尺の関係でムーンライトはちょい役にしてしまおうか」とかって事になると思うんですが、本作ではそんな事ありません。それぞれのプリキュアがしっかりストーリーの中核に関わり、新キャラと接点を持ちます。流石に若干無理やり出番が作られてるような場面もあるんですが、それも気にしないように頑張れば無視できるレベル。おかげでラストバトルでプリキュア4人と新キャラが力を合わせて戦う場面ではグレンラガン最終話のアンチスパイラル戦を彷彿とさせるような激熱バトルに!物凄い勢いでハートをキャッチされてたんで、終いにはプリキュアお約束の口上もグレン風に聞こえてくる始末。ヤバイですよこれ。まだ未見で休日に子どもと混じって観に行くのははばかれるとお考えのそこの貴方!これは平日に学業や仕事をサボってでも観に行くべき作品です!平日なら大丈夫!僕の観た回は観客2〜30人でしたが、小さい女の子は一人だけ!大きい女の子も二人だけ!後は全員大きい男の子だけ!おっと、小さい女の子のお母さんをカウントし忘れてた。訂正!大きい女の子は3人。というわけで堂々と観に行けばおkです。マジオススメ。本編をどう楽しむかは貴方次第です。小さな男の子がプリキュア4人に取り囲まれて優しくカウンセリングされる様にキュンキュンしたり殺意を抱いたり、はたまたバトルの燃え展開で完全燃焼したり。とにかく見所満載で超オススメ。ヤバイ。
 
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訂正(12/7):登場するプリキュアの人数を4人と間違えて5人と書いておりました。痛恨の凡ミス!決して映画オリジナルプリキュアが登場するわけではないのでご注意下さいw 感想の中で4回も「5人」と書いてるとか突っ込み待ち状態すぎる!指摘してくれたキャラネタローズ2世さんありがとうございました。