鳴り響け!僕のメロス!! : 忘却の戦慄 1、2話観た

 どういった経緯で作られた作品なのか殆ど知りませんでしたが、最近『タクト』で盛り上がってる人たち周辺でやたらと耳にする『忘却の戦慄』という作品。調べてみると原作がガイナックス×JCスタッフ、キャラデザ・脚本にウテナの長谷川眞也と榎戸洋司が関わっているという事で、ウテナと合わせて頻繁にスタドラの引き合いに出されるのも納得。というわけで早速本編を見始めたわけですが、
なんだこの中二病アニメ!主人公のキメ台詞が「鳴り響け!僕のメロス!!」なのには正直笑ってしまったぞw
 榎戸初心者だった僕もなんだかんだで本作が榎戸脚本作品5作目(フリクリ→トップ2→ウテナ→タクト)くらいなので、だいぶ榎戸色を見分けられるようになってきた気がします。本作はズバリ、世界観の「理不尽さ」が榎戸的というか、中二心をくすぐる感じ。(ex.体育の授業、アーチェリーで見事マトのど真ん中を射抜く主人公に罵声を浴びせる体育教師。タブー化している「モンスター」の存在。モンスターに「子ども」を生贄に捧げるのは仕方が無いという暗黙の了解。賄賂を受け取る教師や警官 etc...)
 理不尽さが漂う世界観に加え、どうもキャラ達もちぐはぐな感じ。どことなくシンジ君風な声色で綾波ヘアーな主人公や、どう見てもフリクリのハル子にしか見えないヒロインとか。今のところ演出意図は良く分かりませんが、その辺も気にして見ていきたいですね。