僕がこんなアニメを好きなはずがない><

いや〜やっと観れた『侵略!イカ娘』がとっても面白かったでゲソ〜! 
・・・・・・えーと・・・一瞬ずっとイカ娘ちゃん口調でこの記事進めようかとも考えましたが、やっぱりやめておきます。下手に使い出すと一ヶ月くらい口調を引きずってしまいそうで怖い。
正直『イカ娘』には殆ど全く全然少しも期待してなかったんですが、観てみてびっくり、イカ娘ちゃんが可愛いくて仕方が無い。どうしよう。観てて終始「あー、やばいこれどうしよう」という状態。決して「萌え」ではないんですよ。『よつばと』のよつば的な可愛さというか。参ったな、弱いんだよなああいうの。
本当はもっと、こう、普段はクールで斜に構えてて、でもネットで押井監督の講演会の動画とかを見つけたときに一人でニヤリとしちゃったりするネクラな感じの人間、それが僕のはずなんですよ!世界を達観した中二病患者でいることが僕のアイデンティティであったはず。それなのになんということだろうか!イカ娘ちゃん可愛いなぁ〜、と。ぽわわ〜ん、と。ですよ。僕が、画面の前で。まずいよ、なんだか世界の果ての音が聞こえてくる気がするよ!
というわけで自分の中でのバランスを保つためにこの記事の後半部分では唐突に押井監督の講演動画を紹介することにします。
動画→YouTube
グーグルマップ五周年記念イベントで行われた講演な模様で、押井監督がなんだか面白いこと喋ってます。自分用のメモもかねて、簡単に気になった内容を羅列しときます。(ツイッターの自分のつぶやきから微修正)
・押井監督:パト2をやる時に、いかに効率良く東京を破壊するかを綿密にリサーチした。東京の破壊に関しては[物理的破壊]、[神経的(=システムの)破壊]、[住人の時間と空間を断ち切る]という三つを考えた。パト2で主に描いたのは神経の破壊。
・押井監督が作品の演出をする際は時間のコントロールが大きなテーマ。ロケハンでは写真は専門家に任せ、自分はロケ地の時間の流れを感じにいく。写真を撮っていると、撮影にだけ集中してしまい、それができなくなる。写真はモノクロで撮影してもらい、現実の情報量よりも一段下の情報量にする。その中から何かを獲得する。モノクロゆえに、色を加えたり、時間を変えたりすることが容易になり、同じ写真からも「朝」や「夜」を演出できる。失った(情報の)分だけ違ったものを持ち込むことにより、「現実」は「映画」に変わる。現実にある何かを消して、上から何かを書き込むのが押井監督にとっての「演出」の仕事であり、「映画を創る」ということ。(ex:街の風景を映しただけでは映画にならないが、交差点に戦車がひとつ置かれていれば・・・?)

というわけで今日は以上。実にバランスの取れた素晴らしい記事になったな!恐ろしくて前半と後半の繋がりの部分を読み返す気にはなれないけどきっと大丈夫でゲソ!