『トイストーリー』(1作目)見た

そんな人まさかいないと思うけど、ネタバレありなんで見てない人は注意。見てる前提で書きますね。
寝る前に冒頭だけ見るつもりだったんですが、見始めたら止まらなくなるという黄金パターンで結局最後まで見てしまったw。(昼夜逆転してるのでついさっきの出来事です)
今日は午後に『アリエッティ』と『インセプション』見に行くんで、それらをフレッシュな頭で見るためにも8時間は睡眠時間をとりたい。でもせっかく見たんだし『トイストーリー』の感想も書いておきたい!というわけで大急ぎの簡易感想。気になったとこだけ!
トイストーリーをはじめて見たのは幼稚園か小学校のころか。両親と映画館に見に行ったのを覚えてる。その後ビデオを買ってもらい繰り返し見た。しかしもろもろあってビデオは行方不明になり、小学校高学年の時以来見返してはいなかった。ということは少なくとも7〜8年ぶりに見返したことになるわけか。冒頭10分くらいは本当に旧友に会ったようなかんじで、本当に嬉しかった。CGは最近のウォーリーなんかと比べると流石に見劣りするけど、見てるうちにそんなの全く気にならなくなった。むしろ15年も前の作品であることにクラクラしてしまうほどできが良い。
・小学生の時は完全にウッディ視点でものを見ていたので周囲のやつらはやたら性格が悪いなと思っていた(ポテトヘッドとか)。しかし見返してみて思うのはウッディも含めて性格悪いやつばかりだなということw。アンディ家のオモチャたちは絆がもろくて、すぐに裏切ったりしちゃうのねw。バズは前はウザイ空気の読めないやつとしか思わなかったけど、今回は面白いヤツ、可愛いヤツとして見れた。最後ウッディとバズが(平たく言えば)成長して、クリスマスを迎えますが、そこでクリスマスプレゼントのオモチャ開封を待っている時、周りの皆の反応が良かった。新しい仲間を迎え入れてやろうという暖かい感じというかなんというか。ウッディが変わったから皆も変わったんだろうな。裏を返せば最初皆性格悪かったのもウッディから「オモチャの幸せ=アンディから気に入られてる順位に比例」みたいな価値観を知らずのうちに垂れ流してたからじゃないのかな。
・基本的に自分の価値観を絶対視しちゃうことを“良くないこと”として描いてるのではと感じた。宇宙からやってきて自分は正義の見方と信じて疑わず、「俺たちはオモチャだ」というウッディに聞く耳を持たないバズ。バズは序盤から中盤にかけてわりとうっとうしい感じに描かれるし、そのせいでバズは一度痛い“しっぺ返し”を食らう。しかしバズが間違ってたからといって、ウッディのバズへの教え方も良くなかった。相手の既存の価値観を侮蔑し、上から目線で教えようとしてるあたり。で、そのせいで聞く耳持たなかったバズはテレビで事実を知ってしまい、ショックを受ける。ここのバズ何度見てもかわいそうだな〜w。
・バズのアイデンティティ崩壊→新しい人生へって流れは良かった。生きる道は無限にあるわけじゃない。けど案外“自分ができる範囲”のことを精一杯やるのも悪くない。
・バズの復活直後の悪がきシドに対する逆襲もカタルシスもりもりで痛快。さらにラストのカーチェイス→空を飛ぶという流れはクライマックスのオンパレード。本当に良く練りこまれた作品だなと感動してしまった。
・今回見ていて驚いたのがテンポの良さ。これだけ内容がぎっしり詰まっていながら時間はたったの80分。凄い。技術的にそのくらいが精一杯だったからなのかもしれないけど、内容密度は尺の短さを補って余りあるものでした。
 
まあ感想はこんなところで。後日『2』も見たら感想書くと思います。2のほうは小学生の時にテレビで「ながら見」視聴、しかも途中までしか見たことが無いというまっさらな状態なので見るのが凄い楽しみ。