『ヱヴァQ』雑感

シンジ君の話に絞った感想を書いてしまったので、そこで書ききれなかったことをこちらで書き散らします。
ネタバレありなのでまだご覧になってない方はお気をつけください
 
 
・まずミサトさんお前はダメだ!w
前回シンジ君に「行きなさいシンジ君!他の誰でもない、あなた自身の願いのために!」って言ったのは何だったの!このミサトの感情の断絶をなんとか脳内補完するためだけに、ループ説→『破』と『Q』のミサトは別人説とか信じたくなるよ!
・キャラデザの変更は面白かった。ミサトが出てきた瞬間は笑いそうになったなー。グラサンが。フリクリアマラオとかトップ2のハトリみたいな。マッキーの趣味なイメージ。

・冬月先生を見ていると和む。ゲンドウは笑う。リッちゃんファンは発狂しても良いと思う。青葉シゲルの破壊力はやばい。日向マコトはなんかミサトさんより老けてない?
・船が発進するパートは気合いが入っていたなー。でも、ああいうのあまり好きではないんだよな。「ああいうの」とは、何のために戦っているのか判然としない戦闘。新作アニメでアバンからガンガン戦ってるものがあるけど、ああいうのは作画やCGがいくら凄くてもなかなか気持ちが入っていけない……。これが『破』であれば「使徒を受け止めなければネルフが吹っ飛ぶ」等、凄く分かりやすかった。『Q』状況が飲み込めないシンジ視点としてはそれでも正しいんだけど……。二回見ると流石にシンジ&初号機を追って来たゼーレと戦ってるらしいことは分かるんだけどね。
大塚明夫がちょい役で出てるのは笑った。声を聞いた瞬間はナディアつながりで船長ポジションかと思ったのに。
・初見時、シンジが目を覚ますシーンで「まさかこれまで観てきた『序』『破』は全部仮想空間での出来事で、現実はこちらなのか!?と、まんま『マトリックス』な世界かと思って勝手に混乱した。普段見慣れてるミサトさんとかがアバターで、グラサンしてるミサトさんが本体、みたいな。そのおかげでトウジの妹が出てきた際、即座に妹であるということが思いつけず、「トウジの(アバターの)中の人が女性だったのか!?」と勝手にテンションが上がった。
トウジの妹が自己紹介はじめたあたりで自分が思いっきり勘違いしてることに気づき、我に返った。
・2号機と8号機が所々コミカルな動きをしていて面白かった。終盤の「人類滅亡の危機!」みたいな状況なのに、二人だけ頭をピョコっと出して、「あちゃー」とか言ってたり。あと、アスカが可愛かった。『破』ではいまひとつだったけど、今回は良かった。最後に顔をつねるところとか。
・シンジが新しい舞台で色々動きまわるのかと思いきや、半分以上ジオフロント内で悶々としているという。なんとなく『アリーテ姫』を思い出した。あちらは一度しか観ていなくて、詳細は覚えていないのでなんともいえないけど。
・これまでの『エヴァ』以上に、舞台に箱庭感が漂ってる。一見戦闘などが行われる空間は広いんだけど、空間の広がりが画面の外まで続いているように感じられないというか。冒頭の戦艦シーンなんかでも空が画面中に映しだされたりするけど、それがどこに続いていくのか、具体的にイメージできないので……。
それだけに、ラストシーンには大きな開放感があった。宇宙→戦艦→ジオフロント……と、非常に重苦しい空間に閉じ込められていたシンジが、やっと自分の足でどこか違うところへ歩いていける感というか。
・次回作のタイトルは演奏記号の「反復記号」ってやつらしいですね。言われてみてはじめて気がついた。
 
冒頭で書き散らすと言ったけど、本当に書き散らすだけ書き散らすという感じになってしまった。とりあえず現時点では『Q』についてはこんな感じで。
しばらく